内容説明
親なら誰もが「子どもの学力を上げたい」と思うだろう。そのために子どもを塾や習い事に通わせる親は多いが、「実はもっと効果的な方法がある」と著者は力説する。それが「読書」だ。お金をかけずとも、幼少期に読書習慣さえ身につけさせれば、学力は上がるという。なぜ、読書がそれほどの影響力を持つのか?その理由を解説するとともに、子どもが本好きになる、とっておきの方法を伝授する。「読書」の底力を知れば、親子ともども人生が豊かになること、まちがいなし!
目次
第1章 読書がもたらす「ワクワク感」が発想力を高めてくれる
第2章 学力の基礎になる言語能力は家庭環境で決まる
第3章 文章を理解できない子どもたち
第4章 なぜ読書が最強の武器なのか
第5章 子どもは親の「言うようになる」のでなく「しているようになる」
第6章 子どもが本を読みたくなる環境をつくる
第7章 読書の効果を最大限に引き出すコツ
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
MP人間科学研究所代表、心理学博士。1955年東京都生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちみる
34
Audibleにて。 子供の学力向上を願う全ての親におすすめの一冊! 著者は子供を塾に通わせるよりも 効果的な方法「読書」を提案している。 読書習慣を身につけることで、学力を高め、成功の可能性も広げられるという… さらにスマホの弊害についても言及されていた。 親の影響力や、読書の魅力を感じさせる実用書。 とても興味を引く内容だった☺️2024/02/17
メチコ
13
タイトルに釣られて読んでみましたが、内容は「読書はいいぞ」「小さいうちから読書習慣をつけるといいぞ」「親が読書している姿を子どもに見せろ」といった、まぁよくある内容でした。 タイトルでハードル上げすぎな感じがするし、そもそもこの内容に対してこのタイトルがベストだったのか?という疑問も残ってしまったよね。2022/09/19
conegi
5
Audibleにて。「これ」の答えは読書。読書に特化した内容なので、タイトルは引っ張る以上の意味はない。読解力の向上など、確かに読書が学力に及ぼす効果は少なくないと思うが、本書ではイジメの原因も読書離れに求めるなど、もう読書万能論を唱えているかのようだった。読書が有益なのはわかるのだが、流石に違和感が…2022/10/06
しげ
2
わたしが、本を読んでは感想を書き残す、ということをわざわざ好き好んでやる側の人間に育ったのは、両親ともに読書が好きで、身近に本がある環境で育ったことも影響しているのかもしれません。自分の中に「言葉」があることに何度も救われているので、子どもたちと読書の橋渡しができればいいな、読書が彼らの人生に寄り添ってくれるもののひとつになってくれればいいな、と思います。2024/08/11
kon
2
もう知ってる。わかってる。という話が多くて、残念ながらこの一冊から得られる新しいことはほとんどなかった。それでも、読書離れは大人も含めて学力低下につながると思った。スマホ中毒や検索ばかりして思考しない人間の増加はあほの増加につながり、国にとっても大きな損失になるな。スマホ怖っ。2022/10/28
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