幻冬舎新書 カラー新書<br> 宇宙はなぜ美しいのか カラー新書―究極の「宇宙の法則」を目指して

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幻冬舎新書 カラー新書
宇宙はなぜ美しいのか カラー新書―究極の「宇宙の法則」を目指して

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986404
  • NDC分類 440.12
  • Cコード C0295

出版社内容情報

夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来より人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか? 宇宙はどこまで美しいのか? 最新の研究成果をやさしくひもとく知的冒険の書。

内容説明

夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来、人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか?宇宙はどこまで美しいのか?最新の研究成果をやさしく解説する知的冒険の書。

目次

第1章 宇宙はこんなに美しい(ガリレオが望遠鏡で見た月は美しかったか;地球を自撮りしてみたら ほか)
第2章 美しさの秘密「対称性」とは?(偉大な物理学者は宇宙の「美しさ」をどう語ったか;高い対称性・簡潔さ・自然な安定感 ほか)
第3章 「究極の統一理論」という夢(自然界を支配する物理法則には右と左の区別がない;「弱い力」だけは右と左を区別する ほか)
第4章 対称性が破れた宇宙空間の根源には何がある?(法則の対称性がもたらす「御利益」とは?;どんな対称性から何の保存則が導かれるか ほか)
第5章 宇宙の現在の姿は奇跡なのか(不安定なものはいつか崩れる;陽子と中性子の質量がほぼ同じなのは奇跡なのか ほか)

著者等紹介

村山斉[ムラヤマヒトシ]
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)教授、カリフォルニア大学バークレー校マックアダムス冠教授。1964年東京都生まれ。91年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。東北大学助手等を経て2000年よりカリフォルニア大学バークレー校教授。02年、西宮湯川記念賞受賞。07年から18年10月までカブリIPMUの初代機構長を務めた。専門は素粒子論・宇宙論。世界の科学者と協調して宇宙研究を進めるとともに、市民向け講座などでも積極的に活動している。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

212
夜空を彩る星々は、肉眼で見るだけでなく、なんと望遠鏡で撮影された天体もまた美しいのです。カラー写真も多く収められています( ¨̮ )。でもですね、それだけでは無いのです。宇宙を司る物理法則も超美しいの。美しさのポイントは、現象をシンプルに表せる事。又は、それまでは別々の現象と捉えていた事を、実は同じ現象として捉えられる事。ぴったりくると気持ち良いですねー。物理法則を表すのに数式との親和性が高くてですね。本書には殆ど書かれていませんが。あとはこれら法則の美しさを詠う詩人の登場を待つばかりです。ね。2021/12/08

trazom

114
村山先生の本は、いつもワクワクする。ニュートンやマックスウェルやアインシュタインが次々と確立していった統一理論の歴史から「物理法則は美しいはずだ」と信じたくなるが、それに較べると17種類の素粒子を用いる標準理論は、ちっとも美しく思えない。その苦悩を村山先生は語る。キーワードは「対称性」。対称性が保存則を担保するネーターの定理を端緒として、自発的対称性の破れやヒッグス粒子にいたる歴史が見事に解説されていて、本当に胸躍る。超一流の学者でありながら、平易で分かりやすく説明できる村山先生を、私は心から尊敬する。2022/03/01

まーくん

99
前半で、東大カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長の村山斉教授が宇宙が如何に美しくできているか豊富なカラー写真と共に語る。藤原定家の書き残した超新星爆発、ブラックホール合体と重力波、暗黒物質と重力レンズ等々、天文学のトピックをわかり易く説明し宇宙の成立ちを述べる。後半は美しさの根源として対称性について。素粒子物理学の分野となり究極の統一理論への夢も。物理法則の対称性から保存則が導かれること。並進対称性から運動量保存則が導かれ、時間の対称性から導かれるエネルギー保存則が暗黒エネルギーにより破られるという。2022/01/14

ハッシー

68
★★★★☆ 少々難しいところもあるが、分かりやすいたとえ話を交えて説明してくれているので、素人でもなんとなく理解した気になれる。カラー写真があることで宇宙の見た目の美しさを楽しむこともできたし、科学者が美しいと感じる理論も同時に堪能することができた。勉強になったのは「多くの元素を持つ地球があるのは超新星爆発のおかげで、太陽は3代目の星」「暗黒物質がなければ宇宙空間に濃淡が生まれれず、我々も存在しない」「天動説の時代、太陽や月と違い木星や土星は不規則な動き方で見る人を惑わせるから惑星と名付けられた」など。2022/04/13

ハッシー

60
★★★★☆ この本では2つの側面から宇宙の美しさを教えてくれる。一つは銀河や惑星などのカラー写真でみる見た目の美しさ。もう一つは宇宙を支配している物理法則の美しさ。後者で最も分かりやすいものはアインシュタイン方程式であり、一本の式でブラックホールから惑星の運動、宇宙全体の膨張まで、空間と時間に関わる全てを説明できる美しさがある。本書はこのような物理学者が感じる美しさについて論じたものであるため、少々難解な内容も含む。再読ではあるものの素粒子論などは結局理解するには難しすぎた。理解できる日が来るのだろうか?2024/01/13

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