出版社内容情報
夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来より人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか? 宇宙はどこまで美しいのか? 最新の研究成果をやさしくひもとく知的冒険の書。
内容説明
夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来、人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか?宇宙はどこまで美しいのか?最新の研究成果をやさしく解説する知的冒険の書。
目次
第1章 宇宙はこんなに美しい(ガリレオが望遠鏡で見た月は美しかったか;地球を自撮りしてみたら ほか)
第2章 美しさの秘密「対称性」とは?(偉大な物理学者は宇宙の「美しさ」をどう語ったか;高い対称性・簡潔さ・自然な安定感 ほか)
第3章 「究極の統一理論」という夢(自然界を支配する物理法則には右と左の区別がない;「弱い力」だけは右と左を区別する ほか)
第4章 対称性が破れた宇宙空間の根源には何がある?(法則の対称性がもたらす「御利益」とは?;どんな対称性から何の保存則が導かれるか ほか)
第5章 宇宙の現在の姿は奇跡なのか(不安定なものはいつか崩れる;陽子と中性子の質量がほぼ同じなのは奇跡なのか ほか)
著者等紹介
村山斉[ムラヤマヒトシ]
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)教授、カリフォルニア大学バークレー校マックアダムス冠教授。1964年東京都生まれ。91年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。東北大学助手等を経て2000年よりカリフォルニア大学バークレー校教授。02年、西宮湯川記念賞受賞。07年から18年10月までカブリIPMUの初代機構長を務めた。専門は素粒子論・宇宙論。世界の科学者と協調して宇宙研究を進めるとともに、市民向け講座などでも積極的に活動している。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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