出版社内容情報
13世紀末、現在のトルコ共和国の片隅で誕生したオスマン集団は、やがて三大陸をまたにかける大帝国となった。1453年ビザンツ帝国コンスタンティノープル陥落、1529年ウィーン包囲など、世界で最も強大な国家を築き上げ、イスラム世界の覇者として君臨した。世界史上稀にみる600年もの長きにわたる繁栄の理由は、さまざまな出自を持つ人々が活躍しえたことにあった――。優れた改革を推し進めたスルタン達、西洋列強に劣らぬ文化を確立した芸術家、そして政治に影響を与えた女性たちの活躍。多様な経歴の10の人生を通して、大国の興亡をひもとく一冊。
内容説明
13世紀末、現在のトルコ共和国の片隅で誕生したオスマン集団は、やがて三大陸をまたにかける大帝国となった。1453年ビザンツ帝国コンスタンティノープル陥落、1529年ウィーン包囲など、強大な国家を築き上げ、イスラム世界の覇者として君臨した。世界史上稀にみる600年もの繁栄の理由は、さまざまな出自を持つ人々が活躍しえたことにあった―。優れた改革を推し進めたスルタンたち、西洋列強に劣らぬ文化を確立した芸術家、そして政治に影響を与えた女性たち。多様な経歴の10の人生を通して、大国の興亡をひもとく一冊。
目次
第1章 オスマン一世―王朝の創始者たる信仰戦士
第2章 メフメト二世―帝国をつくりあげた征服王
第3章 ヒュッレム―壮麗王スレイマンの寵姫
第4章 ミマール・スィナン―「オスマンのミケランジェロ」と呼ばれた天才建築家
第5章 キョセム―ハレムで殺害された「もっとも偉大な母后」
第6章 レヴニー―伝統と革新をかねそなえた伝説の絵師
第7章 マフムト二世―帝国をよみがえらせた名君
第8章 オスマン・ハムディ―帝国近代の文化をになった巨人
第9章 ハリデ・エディプ―不撓不屈の「トルコのジャンヌ・ダルク」
第10章 ムスタファ・ケマル―トルコ建国の父アタテュルク
著者等紹介
小笠原弘幸[オガサワラヒロユキ]
1974年、北海道北見市生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、九州大学大学院人文科学研究院イスラム文明史学講座准教授。専門はオスマン帝国史、トルコ共和国史。『オスマン帝国―繁栄と衰亡の600年史』(中公新書、2018年。第一四回樫山純三賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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