幻冬舎新書<br> オスマン帝国英傑列伝―600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち

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幻冬舎新書
オスマン帝国英傑列伝―600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち

  • 小笠原 弘幸【著】
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  • 幻冬舎(2020/09発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 328p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985988
  • NDC分類 282.66
  • Cコード C0295

出版社内容情報

13世紀末、現在のトルコ共和国の片隅で誕生したオスマン集団は、やがて三大陸をまたにかける大帝国となった。1453年ビザンツ帝国コンスタンティノープル陥落、1529年ウィーン包囲など、世界で最も強大な国家を築き上げ、イスラム世界の覇者として君臨した。世界史上稀にみる600年もの長きにわたる繁栄の理由は、さまざまな出自を持つ人々が活躍しえたことにあった――。優れた改革を推し進めたスルタン達、西洋列強に劣らぬ文化を確立した芸術家、そして政治に影響を与えた女性たちの活躍。多様な経歴の10の人生を通して、大国の興亡をひもとく一冊。

内容説明

13世紀末、現在のトルコ共和国の片隅で誕生したオスマン集団は、やがて三大陸をまたにかける大帝国となった。1453年ビザンツ帝国コンスタンティノープル陥落、1529年ウィーン包囲など、強大な国家を築き上げ、イスラム世界の覇者として君臨した。世界史上稀にみる600年もの繁栄の理由は、さまざまな出自を持つ人々が活躍しえたことにあった―。優れた改革を推し進めたスルタンたち、西洋列強に劣らぬ文化を確立した芸術家、そして政治に影響を与えた女性たち。多様な経歴の10の人生を通して、大国の興亡をひもとく一冊。

目次

第1章 オスマン一世―王朝の創始者たる信仰戦士
第2章 メフメト二世―帝国をつくりあげた征服王
第3章 ヒュッレム―壮麗王スレイマンの寵姫
第4章 ミマール・スィナン―「オスマンのミケランジェロ」と呼ばれた天才建築家
第5章 キョセム―ハレムで殺害された「もっとも偉大な母后」
第6章 レヴニー―伝統と革新をかねそなえた伝説の絵師
第7章 マフムト二世―帝国をよみがえらせた名君
第8章 オスマン・ハムディ―帝国近代の文化をになった巨人
第9章 ハリデ・エディプ―不撓不屈の「トルコのジャンヌ・ダルク」
第10章 ムスタファ・ケマル―トルコ建国の父アタテュルク

著者等紹介

小笠原弘幸[オガサワラヒロユキ]
1974年、北海道北見市生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、九州大学大学院人文科学研究院イスラム文明史学講座准教授。専門はオスマン帝国史、トルコ共和国史。『オスマン帝国―繁栄と衰亡の600年史』(中公新書、2018年。第一四回樫山純三賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サケ太

25
めちゃ面白い評伝。オスマン帝国は民族的にも宗教的にも、さまざまな「人」によって支えられたこの国。その中で、著者が三つの方針からもっとも魅力的だと思われる10人の評伝。スルタン、寵姫、芸術家、建築家、母后、革命家など。それぞれの経歴があまりにも波瀾万丈で魅力的。時代順で語られているため、オスマン帝国という国家の黎明から、終焉まで、更には現在まで続くトルコ共和国までを見ることが出来る。オスマン帝国という、様々な人間を内包した国家のなかにあってその存在感を示した人物たち。ミマール・スィナン、レヴリーに興味津々。2020/10/27

崩紫サロメ

21
中公新書『オスマン帝国』でもスルタンの年代記の形を取りながらオスマン帝国の通史を見事に描いた著者が、10人のメジャーな人物の列伝の形を取りながら、また別の角度からオスマン帝国の通史を描いている。文化人や女性に多くの紙幅を割きながら、そこから帝国全体の構造が見える描写は見事。また、近現代の国民国家の中でその人物やその出来事がどのように描いているのか(様々な議論、ドラマなどの創作物)を取り上げていて、オスマン帝国を通して現代トルコを見ることもできる。2020/10/30

ピオリーヌ

16
オスマン帝国の中から十人の人物を選び、興味深いエピソードが語られる。メフメト二世、ケマル・アタテュルク等の著名な人物だけでなく、画家のレヴニー、ハムディ、寵妃ヒュッレム、母妃キョセムら普段語られることの少ない人物も取り上げられている。オスマン帝国の近代化を支え、西洋文化を愛したハムディ、トルコ独立の父アタテュルクが妻の自由な外出を拒むなど、家庭生活においては女性が従順に従うことを望んでいたというのが印象に残った。2023/12/02

いくら丼

15
人物に着眼して点を掘り下げ、個々の時代を繋いで歴史を織る……なんと、これはイメージしやすく、読んで楽しい! と思っていたら、なんだか途中で知識がぐちゃっと絡まって、ん? あれ? と混乱してきては、ページを繰る手を前に向ける。偏にそれも、600年の長さ故としても、歯痒い気持ちは否めない。同著者の『オスマン帝国』も積んであるので、こちらも読むこととする。画家が多く取り上げられているけど、紙面上は白黒なので、色彩を言われてもわからないのが惜しい。それにしても、優れた人物は複数言語を自在に操るものだ。著者も含む。2024/02/10

ジュンジュン

13
「オスマン帝国」(中公新書)の姉妹編。10人の列伝で、オスマン帝国600年を綴る。初代オスマンの伝説と、近代の衝撃に動揺する帝国末期が、知らない事が多くて個人的に〇。読み易いので、次回作があるなら、ぜひアタテュルクの伝記を書いてもらいたい。2022/08/01

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