幻冬舎新書<br> 家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ

個数:
電子版価格
¥836
  • 電子版あり

幻冬舎新書
家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月26日 00時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985339
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0295

内容説明

「家庭を持って初めて一人前になる」とよく言われる。しかし日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げ、千組以上の相談にのってきた著者は、こうした一般論に疑問を呈する。なぜなら「何度逮捕されても性犯罪を繰り返す夫」「妻の不妊治療に協力しながら痴漢行為をやめない夫」「会社で仲良しの後輩を夫がレイプしても別れない妻」等々、家族によって不幸になる人が後を絶たないからだ。加害者家族に共通するのは「世間体を極端に気にすること」だと著者は言う。不幸な家族と幸せな家族の明暗を分けるのは何かがわかる一冊。

目次

第1章 エリート夫による性犯罪
第2章 「普通の家族」は幸せなのか
第3章 「よくできた妻」の悲劇
第4章 おしどり夫婦と性犯罪
第5章 世話焼き家族と犯罪
第6章 地方から相談が多いケース
第7章 「男らしさ」に苦しむ男たち
第8章 犠牲になる子どもたち
第9章 家族神話のウソ
第10章 加害者家族からの解放

著者等紹介

阿部恭子[アベキョウコ]
NPO法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在籍中に社会的差別と自殺の調査・研究を目的とした任意団体World Open Heartを設立。宮城県仙台市を拠点として、全国で初めて犯罪加害者家族を対象とした各種相談業務や同行支援などの直接的支援と啓発活動を開始、全国の加害者家族からの相談に対応している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

76
作者読み。やっぱり犯罪を起こす裏には何かしら事情があるんだね。被害者や被害者家族としたらそんな事情は言い訳にもならないんだろうけど。実例がとにかく興味深い。2022/02/19

HANA

72
「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」と喝破したのはトルストイであるが、本書は著者らしく家族が犯罪者になった、犯罪を犯した遠因を家族に求め、様々なモデルケースと共にそれを考察している。ただどの犯罪も原因を家族問題に一元化するというのは、それはそれで問題があるのではないかという気がする。犯罪が起きた時その原因を安易な所に求め安心するのはマスコミだけで充分だと。ただそれぞれの家族の抱える問題を浮き彫りにし、そこから解決を図るというのは犯罪以外でも有効そうだけど。2022/01/19

ちゃとら

53
【図書館本】図書館で、たまたま見つけた本。『由宇子の天秤』の映画から加害者家族という立場に興味を持ったが、この本は犯罪記事を、なぞっただけのような感じがした。再犯を繰り返す性犯罪者、強制性行、殺人。家庭内の過干渉など何らかの原因が幼少期、家庭環境にあるような描き方もあったがそれだけでは無いはず。残念ながら、著者の感覚のみで深みを感じられなかった。2021/10/13

GAKU

44
加害者家族の悲惨さを描いているが、内容的には以前読んだ鈴木伸元氏の『加害者家族』の方が良かったかな。 2022/03/03

zag2

37
犯罪加害者の家族が置かれる状況を、様々な事例をあげて書いています。全体として、だからどうすべきといった主張はあまり感じられず、ただ事例を書き綴ったような印象ですが、個々の家族にはそれぞれの事情があり、一般論としてどうすべきという形には整理しにくいだろうとも思いました。世間並みの「普通」や、「らしさ」などにこだわり過ぎないことが、犯罪者を生まないために大切だということは納得がいくところです。2022/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13450847
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品