内容説明
大腸は膨大な嫌気性細菌の住む、まさに酸素なき暗黒世界。この腸内細菌が病気の多様性に直結する。腸内で起こる腐敗現象が、肥満やがん、免疫不全など多くの疾病に関わり、腐敗の原因「悪玉菌」の多い腸はそのまま病気の温床となる。だが、小さな努力で腸内環境は病気から健康長寿の発信源へすぐに変わる。つまり腸内で、腐敗ではなく発酵を起こすのだ。では、よき発酵のために毎日、何を食べればよいのか。これからは食の知恵をめぐらし大便を通じて自分の腸を徹底管理するのだ―。知的かつ、これ以上ない簡単な食と生活の改善方法を伝授。
目次
はじめに―「長寿菌」とはなにか
第1章 長寿の村を訪ねて
第2章 21世紀は「腸の時代」
第3章 「美腸」をつくる
第4章 腸内細菌研究の最前線
第5章 大便発酵革命
著者等紹介
辨野義己[ベンノヨシミ]
1948年大阪府生まれ。国立研究開発法人理化学研究所科技ハブ産連本部辨野特別研究室特別招聘研究員。農学博士。専門領域は腸内環境学、微生物分類学。酪農学園大学獣医学科卒。東京農工大学大学院を経て、2009年より現職。DNA解析により腸内細菌を多数発見。腸内細菌と病気の関係を掘り下げて研究し、文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門・2009年)ほか数々の学会賞を受賞。ビフィズス菌・乳酸菌の高い健康効果を訴える「うんち博士」としてテレビ、雑誌などのマスコミに広く取り上げられており、講演活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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