内容説明
足の付け根に位置する股関節は、胴体と2本の足をつなぐ人体最大の関節で、立ったり座ったり歩いたりといった、日常的な動作のすべてに関わるかなめである。かかる負荷も大きく、股関節の不調はひざの痛みや腰痛を引き起こし、老いを一気に加速させる。本書は1日3分やるだけで劇的に変わる筋力トレーニングやストレッチ体操をはじめ、負荷のかからない歩き方や日常動作、生活習慣を紹介し、1日でも長く健康でいるための秘訣を伝授。
目次
第1章 股関節は健康のかなめである(胴体と両足をつなぐ人体最大の関節;股関節の具合が悪いと一気に老ける理由;股関節が引き起こす数々の疾患 ほか)
第2章 股関節を鍛える(股関節は鍛えなければ衰える;股関節を鍛える歩き方;股関節を鍛えるストレッチ ほか)
第3章 股関節の痛み(股関節の不調シグナルを見落とさない;股関節は傷めやすい;変形性股関節症 ほか)
著者等紹介
石部基実[イシベモトミ]
1957年東京生まれ。82年北海道大学医学部卒業後、同大学整形外科学教室入局。北海道大学医学部第2生化学、ロチェスタ大学整形外科、北海道大学病院などで勤務し、94年から2008年までNTT東日本札幌病院整形外科部長、人工関節センター長。08年に石部基実クリニック開設。これまでにおよそ七〇〇〇件の手術を行う人工股関節手術の第一人者であり、全国・海外より患者が来院する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jima
19
長生きしたいわけではないが、先天性股関節脱臼で、最近痛みがあるので、どんなものかなと読んでみた。2018/08/10
ほじゅどー
11
★★★★ 20歳時の下肢の筋肉量は80歳時に31%も減少する!特に股関節を動かす腸腰筋、大腿四頭筋(太ももの前)の筋肉量減少は歩行能力低下に影響が大。筋肉量減少を防ぐには、筋肉に負荷をかけて行う筋トレと筋肉と骨のための食事が必要。ただ歩くだけはNG!股関節自体は鍛えられないが、股関節を守る股関節周りの筋肉は鍛えられる。その方法(歩き方、ストレッチ、筋トレ)を伝授。2023/06/24
kenitirokikuti
11
著者は整形外科医で、人工関節手術の第一人者とのこと。関節が痛むのイメージは膝や腰なのだけども、もっとも大きく負荷がかかるのは股関節。あまりむつかしいことは書いておらず、指導する歩き方は踵から着地を心がけること、ぐらい。なお、人工関節が必要になるのは老女がメインなので、男はふつうに運動して正しい姿勢で過ごせ、みたいな感じ2018/08/05
さく
9
当然の話との意見もありそうですが、これを実際に患者さんに伝える医師は多くない。良書だとおもいます2021/08/29
詩音
7
臼蓋形成不全と言われ、はや7年?何が原因かは忘れたけど、激痛で歩けなくなって、病院に駆け込んだ過去が。リハビリ通って、プールで歩いて…。リハビリの効果かはわからないけど、調子の良いときは、1日歩き続けることもできる。手術しないですむようになんとかごまかし続けたいが、今のドクター苦手。前の病院のドクターに戻ろうかな……。この程度のリハビリなら頑張れるかも。2018/10/08
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