内容説明
前作から5年、後期高齢者の医師だからこそ言える、きれいごとを排した医療と介護の真実とは。世間では2025年問題を解決すべく、様々な取り組みがなされているが、それは結局“弱っても死ねない身体づくり”をしているだけ。つまり健康寿命を延ばそうとすることで要介護期間が延び、社会全体の医療と介護費用はますます増えてしまうのだ。誰もが「ピンピンコロリ」を願うが、それは1等7億円のジャンボ宝くじに当たるよりむずかしいこと。ならば老人はどうすればいいのか?生き方、死に方についての意識が変わる、目から鱗の一冊。
目次
第1章 医療業界による“マインド・コントロール”は凄い
第2章 「延命医療」と“延命介護”が穏やかな死を邪魔している
第3章 年寄りの手遅れで無治療の「がん」は痛まない
第4章 自然死なら「看取り」はどこでもできる
第5章 繁殖終えたら「死」を視野に生きる、かかわる
第6章 “真打ち”は「死に時」がきたら素直に受け入れよう
著者等紹介
中村仁一[ナカムラジンイチ]
1940年長野県生まれ。社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長、医師。京都大学医学部卒業。財団法人高雄病院院長、理事長を経て、2000年2月より現職。1985年10月より、京都仏教青年会(現・薄伽梵KYOTO)の協力のもとに、毎月「病院法話」を開催、医療と仏教連携の先駆けとなる。1996年4月より、市民グループ「自分の死を考える集い」を主宰し、これまでに二百五十回を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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