内容説明
人間の性欲ほど多様で面白いものはない。約半世紀、夜の街を歩き続けた著者が「風俗大国」ニッポンのエロを丹念にリポート。そこには、ハプニングバーで暮らす若い女性やキレイになりたがる中年男性、浮気防止のために妻に「貞操帯」をつける夫もいれば、愛撫され身悶えする妻を見て興奮する夫もいた。まさに「死ぬまでセックス」、性に対する男女の欲情は尽きることがない。「風俗」にまつわる病いをとことんまで覗き見た一冊。
目次
第1章 2020年への『トゥナイト』(昼下がりの情事;酔狂の求道者たち ほか)
第2章 苦渋に満ちた青春の性(最初の風俗嬢;マッチ売りのおばさんと、スケッチ屋のお姐さん ほか)
第3章 狂乱と泡沫の性(パンティを脱いだ女子大生たち;援交少女たちのDNA ほか)
第4章 変革と混沌の性(熱海芸者の秘技;満たされぬ青春の「ホン水」 ほか)
第5章 老齢社会の性と生(鴬谷;バイブバーの女たち ほか)
著者等紹介
山本晋也[ヤマモトシンヤ]
1939年、東京都生まれ。63年に日本大学藝術学部演劇学科を卒業し、岩波映画製作所にて羽仁進氏に師事。成人映画を中心に約二五〇本の作品を撮影する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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