内容説明
周囲と衝突せず、誰も傷つけず、誰にも傷つけられず、怒りも焦りも不安も持たず、心穏やかに過ごしたい。そう願いながら、些細なことで感情的になるのも、また人間。何が心を乱すのか―イラついた理由を書き出して可視化する、他人に愚痴って吐き出す、雑事・雑用に没頭する、心を鎮める書物や言葉を予め持っておくなど、ネガティブ感情の元凶を解き明かしながら、そのコントロール方法を具体的に提示する。感情整理のノウハウ満載。
目次
第1章 何が心を乱すのか―イライラの根源(「未来への不安」と「過去への後悔」が「今の感情」を凌駕する;「認められない」不安―「いいね!」をほしがる肥大した自己承認欲求 ほか)
第2章 ネガティブ感情を見極める(心がザワついたら、身体の感覚に置き換えよう―フォーカシングのすすめ;心がザワついたら、鏡を見よう―「メタ認知」で自分の感情を知る ほか)
第3章 ネガティブ感情を浄化する(心のフィルターの目詰まりを洗い流す―カタルシス(浄化)のすすめ
日本人に向いている「カタルシス(浄化)」という発想 ほか)
第4章 ネガティブ感情を管理する(選択に迷ったら、状況ではなく感情をシミュレートする;心の中を“今”で満たす―不安やプレッシャーを門前払いする ほか)
第5章 感情が落ち着く心の港を持つ(絶対的な存在に身を委ねると、人は安心感を覚える;思い浮かべるだけで幸せになれる場所 ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞受賞)がシリーズ二六〇万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。テレビ出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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