幻冬舎新書<br> 作家の収支

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幻冬舎新書
作家の収支

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344984028
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

著者は19年間で15億円!

作家は、どれだけ儲かるか?

誰も書かなかった小説家の収入の秘密と謎を、余すところなく開陳した前代未聞の1冊。

・あなたは小説家の文章がいくらで売れる知っているか?
・僕は1時間で6000文字(原稿用紙約20枚分)を出力する。
・傑作も駄作もエッセィも原稿料はあまり変わらない。
・人気作家の人気とは「質」ではなく、あくまで読者の「量」のこと。
・印税はふつう10%だが、交渉次第で数%上がる。 ・1冊も売れなくても印税は刷った分だけ支払われる。
・これといったヒットもないのに、いつの間にか「Amazon 殿堂入り作家20人」に!

内容説明

1996年38歳のとき僕は小説家になった。作家になる前は国立大学の工学部助教授で、月々の手取りは45万円だった。以来19年間に280冊の本を出したが、いまだミリオンセラの経験はなく一番売れたデビュー作『すべてがFになる』でさえ累計78万部だ。ベストセラ作家と呼ばれたこともあるが、これといった大ヒット作もないから本来ひじょうにマイナな作家である―総発行部数1400万部、総収入15億円。人気作家が印税、原稿料から原作料、その他雑収入まで客観的事実のみを作品ごと赤裸々に明示した、掟破りで驚愕かつ究極の、作家自身による経営学。

目次

第1章 原稿料と印税(文章はいくらで売れるか?;文章量の単位は原稿用紙 ほか)
第2章 その他の雑収入(名前や顔を売る仕事?;講演会とサイン会 ほか)
第3章 作家の支出(作家の支出って?;50%引きになるもの ほか)
第4章 これからの出版(出版不況の本質は大量消費の崩壊;すべてがマイナ化する? ほか)

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年、愛知県生まれ。小説家、工学博士。国立N大学工学部建築学科で研究をする傍ら96年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

431
おもしろい。これまで刊行した本がどれだけ売れて、その結果、森氏にどれくらいの収入があったのかなどが赤裸々に語られている。さすが文章は理路整然としているが、エッセーっぽくけっこう行き当たりばったりなところもあるが、それがまたお茶目に感じる。また、単純に収支の話だけではなく、小説家という職業のあり方、出版社が担うべき役割など、出版業界に対する個人的な見解も述べていて、満足感がある。しかもkindle版だと299円というのがうれしいところ。2016/03/31

W-G

306
なんらかの発言を目にする度、森さんの作家としてのスタンスに興味が沸いた。本人も仰るように、事実を事実として書いているだけなので、読み物としては、動く金額の大きさに驚くくらい。「とにかく多作である事」という考え方は、実証されてもおり、納得いくものでもある。しかし、ミステリ、特に本格の分野では、その時世こそが作家の長編離れ→短編集乱発を引き起こしている一因でもあると私は考えるので複雑。これからの時代、独創性だけではなく、時間あたり何千文字出力可能かも小説書いて生活する上での条件のひとつだろう。うん、合理的。2016/08/06

starbro

230
森博嗣の小説は何冊か読んでいますが、小説以外は初めてです。本の印税に関しては、漠然と知っていましたが、ここまでリアルに具体的に書いていただけると、非常にわかりやすく、興味深く読みました。森博嗣は成功した作家だと思いますが、印税収入だけで生活できる作家は日本に100人程度しかいないのではないでしょうか?先日プライベートで本を作ったこともあり、本作りの大変さをより実感しました。著者はセミ引退宣言し、マイペースで小説を書いているようですが、これを羨んでいる売れない作家が、わんさかいるのが目に浮かびます。2016/02/15

やすらぎ 🍀安寧祈願🍀

223
森博嗣さんは面白い。原稿料や印税の仕組み、絵本や映画化されたときの収入、経費となる支出など、飾らない事実をそのままに伝えてくれる。「作家の収支」まさに本題の通りである。読み手側の興味湧く内容を言葉にしてくれている。小説は劣化しない。突然売れ始めるときもある。一作目が売れるまで様子を見るのではなく、常に出し続けることで世間の目に触れる。何が売れるかは誰もわからない。手応えのある作品のはずが、そうならないときもある。読後、皆に憧れは残るのだろうか。溢れ出る創作、執筆意欲の継続が小説家を目指す大切な要素である。2023/09/07

ナイスネイチャ

169
図書館本。著者の収入を赤裸々に公表し、作家さんのお仕事を収支と内容を自身の所見を交え語られてました。私の中では小説家は儲からなくなったと最近聞いていたので、まだ儲かっているなと。ただ月に2回のペースは凄く、15分で300文字を毎日考えるのもやっぱり才能があるからの一言。2018/04/15

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