内容説明
サッカー界のカリスマ、ストイコビッチ監督は「久米さんが名古屋グランパスのGMで本当に助かっている」と手放しで賞賛する。GMとはゼネラルマネジャー、つまり組織(チーム)の様々なことを決める要職だ。親会社から巧みに予算を引き出し、ときには盟友の首を切り、ときには新人を強奪する。監督やフロントと、年齢も個性も性格も違うサッカーエリートたちを如何にして融合し、勝てる集団へとまとめあげているのか。組織再建のヒントが満載。
目次
第1章 グランパス構造改革
第2章 激動の2011年
第3章 日立製作所で学んだこと
第4章 GM初期―柏レイソルと清水エスパルスでの日々
第5章 人材を集める
第6章 人を束ねる
第7章 GMは教育者である
第8章 ストイコビッチ監督との蜜月
第9章 日本サッカー界への提言
著者等紹介
久米一正[クメカズマサ]
1955年静岡県生まれ。中央大学サッカー部から、日立製作所入社。実業団の選手として八年間で一三二試合に出場。96年より柏レイソル強化本部長。2002年柏を退団。03年より清水エスパルスの強化育成本部長を務める。08年名古屋グランパス初のGM(ゼネラルマネジャー)に就任。選手補強や評価マニュアルを一新。リーグ戦では08年三位、09年九位、10年優勝、11年(一位と勝ち点差一の)二位になるなど、グランパスを一躍、常勝チームへと変貌させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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