幻冬舎新書<br> 葬式は、要らない

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幻冬舎新書
葬式は、要らない

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981584
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0295

内容説明

日本人の葬儀費用は平均231万円。これはイギリスの12万円、韓国の37万円と比較して格段に高い。浪費の国アメリカでさえ44万円だ。実際、欧米の映画等で見る葬式はシンプルで、金をかけているように見えない。対して我が国といえば巨大な祭壇、生花そして高額の戒名だが、いつからかくも豪華になったのか。どんな意味があるのか。古代から現代に至る葬儀様式を鑑みて日本人の死生観の変遷をたどりつつ、いま激しく変わる最新事情から、葬式無用の効用までを考察。葬式に金をかけられない時代の画期的な1冊。

目次

第1章 葬式は贅沢である
第2章 急速に変わりつつある葬式
第3章 日本人の葬式はなぜ贅沢になったのか
第4章 世間体が葬式を贅沢にする
第5章 なぜ死後に戒名を授かるのか
第6章 見栄と名誉
第7章 檀家という贅沢
第8章 日本人の葬式はどこへ向かおうとしているのか
第9章 葬式をしないための方法
第10章 葬式の先にある理想的な死のあり方

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

229
2011年に大ヒットしたこの本を、いま、読んでみて「葬儀」の在り方を再認識。タイトルは衝撃的だが、著者は、決して葬式を否定しているのではなく、腑に落ちない高額な「葬式費用」の中身を問うた、一冊だ。2022/07/31

mitei

95
確かに遺族は故人に沢山のお金をかけたい気持ちはあると思うが、それにつけこんで世界でもっとも高い葬式代を払わされてるのは納得行かないなと思う。戒名ってそんな高いのかと驚愕した。2012/06/16

kinkin

88
葬式は、要らないということもないけれど業者に勧められるままの葬式は不要だと思う。自分なり家族なりが納得できて見送ることができればよいのではないか。喪主を経験したことがあると分かるが何が大変といったら弔問客への挨拶やとにかく人の対応だと思う。義理や会ったことのない遠い親戚にも困惑してしまう。参列者が少ないと恥ずかしいという言い方をする人もいる。人のための葬式になってきている。見栄の葬式ならいらない。でもやっぱりそのことに口を出す家族や親戚はどこにでもいる。私は家族だけでするようにと今から言っている。図書館本2016/12/13

harass

73
2010年の新書。現代日本仏教の葬式、特に戒名の高額な費用への問題提議。日本仏教の歴史的な経緯と社会変化から、「葬式仏教」と称される慣習が続き、問題視されるようになったかを考察。あまり考えることのないトピックであり、いまいちピンと来なかったりする。もっと論議される事柄でもあるが、地方や大都市などで事情が全く異なるのが難しいかと。明快で売れたのがわかる良書。「直葬」といわれる葬式形態を初めて知った。「密葬」は今では「家族葬」といわれるのね、謎めいていて厨二心をくすぐったのに。2017/12/12

hatayan

66
2010年刊。宗教学者がこれからの葬式のあり方に一石を投じた一冊。 葬式は故人との別れを告げるけじめの機会だが、日本人の葬式は海外に比べると相当贅沢で豪華。 一方、戦後に都会に出てきた人たちはムラの慣習や地域の濃密なつながりとは無縁。核家族化や高齢化が葬式に合理性を求める傾向を生み、葬式が簡略化に向かう流れは必然的。 死後につけられる「戒名」は死後の勲章や生前の評価を意味するが、仏教の教えとは実は直接関係がない。 質素に見送ってほしいと考える人が決して少数派ではないことがわかり、安心することができました。2019/11/03

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