内容説明
かつて財界や政界における強固で閉鎖的な金と人のつながりを人脈と呼んだ。だが、ウェブ化、グローバル化により人、モノ、金の動きが激変。その意味は大きく変わった。誰も知らない情報、新しい価値観を提供する人こそが現代の人脈であり、地位や肩書きのないあなたにも富をもたらす源泉となるのだ。単なる「知人の束」を「人脈」に変えるポイントは「信頼」。確かな信用が人を呼び、人が情報と金を呼ぶ仕組みのつくり方を伝授する。
目次
第1章 金になる人脈の基本(なぜ人脈が必要なのか?;自分に合うスタイルを探す ほか)
第2章 人脈で稼ぐ人の組織学(陰口と嫉妬が充満する組織の人間関係;仕事に合理的な意思決定などない ほか)
第3章 他人との距離を知る人脈の理論(歴史的に見た人脈の定義;1970年代に生まれた人脈論 ほか)
第4章 金をつくる人脈ツール(表情;身だしなみ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
164
人脈を持つことは大事だと思うが、あまり意識しすぎて人脈人脈と考えて動いていると人の信用を失くす気もする。要するに本書から信用出来る人を作って信用を失わず更に高めることで自分も得をすることもあると思う。2015/06/28
Taichiueno
4
人脈という言葉がどうも好きになれなくて、大事だとは分かっているつもりでも、ついつい面倒な人付き合いを敬遠しがちなので、反省を踏まえてあえて読んでみた。人とのつながり、信用から生まれるコネは大事です。このいかがわしいタイトルは内容にあってません。「人脈」だけの方が良かったのでは?2010/12/03
K
3
この内容で人脈を作るならお金はどうかわからないが、よい人脈をつくるにはヒントがちらほらあると思う。まとめるといかにして人から信用を得ていくかということ。2013/09/21
KAKAPO
3
この本のタイトルは「金のなる人脈」などと『「お先に失礼!」する技術』を知らなければ(よっぽど欲深い人でもないかぎり)、手に取るもの嫌になってしまうようなものだが、柴田さんを知っている私は、迷わずレジに向かった。予想通り内容は期待を裏切らないもので、爽やかであるが、コクがあった。間口は狭くないが、柴田さんの仰りたいことを本当に堪能できるのは(生意気な言い方で申し訳ないが)仕事にも、読書にも、それなりに問題意識を持っている、違いが分かる男(上級者向け)だと思う。2013/04/27
k_jizo
2
冒頭異業種交流会をバッサリきったあたりで後半の期待したが、既出ネタが多く新たな発見はなかった。2010/01/11