内容説明
先の参議院選挙で惨敗を喫した自民党は、「政治とカネ」問題を始めとする深刻な構造的腐敗を内包しながらも、依然、しぶとく政権の座に居続ける。かつて、非自民連立・細川政権が自民党単独支配に替わって誕生したときも、その後の自社さ連立・村山政権樹立の際も、裏では壮絶な権謀術数がめぐらされた。民主党がかつてないほど政権に近づきながら、攻めきれてはいない今現在、果たして政権交代は実現するのか。政界・三浪人がその可能性を検証する。
目次
プロローグ 緊急鼎談
第1章 安倍辞任劇と福田政権樹立
第2章 したたかな自民党と政権交代の可能性
第3章 小沢一郎と政界再編へのシナリオ
第4章 非自民・細川政権誕生秘話
第5章 亀井静香が明かす政権奪還秘話
著者等紹介
村上正邦[ムラカミマサクニ]
1932年福岡県生まれ。拓殖大学政経学部卒業。玉置和郎議員の秘書を務めた後、生長の家政治連盟本部で活動。80年に参議院議員に初当選。国会対策委員長を経て、宮澤改造内閣で労働大臣として入閣。その後、参議院自民党幹事長、議員会長を務める。野党にも及ぶ政治的影響力から「村上天皇」との異名をとった。KSD事件により2001年議員辞職
平野貞夫[ヒラノサダオ]
1935年高知県生まれ。法政大学大学院政治学修士課程修了後、衆議院事務局に就職。衆議院議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する唯一の政治家として高い評価を得る。04年、政界引退
筆坂秀世[フデサカヒデヨ]
1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に就職。十八歳で日本共産党に入党。二五歳で銀行を退職し、専従活動家へ。日本共産党国会議員秘書などを経て95年、参議院議員初当選。「共産党のナンバー4」として国会論戦で指導的役割を担ってきた。2003年に議員辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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でん
河合晋輔
washi
おっしょう
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- 野菜だより2018年5月号