幻冬舎新書
挑戦―日本郵政が目指すもの

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980563
  • NDC分類 693.21
  • Cコード C0295

内容説明

日本の郵政事業がついに民営化された。社員数24万、店舗数2万4000、貯金残高180兆円の超巨大企業グループを率いるのは、「戦う頭取」としてバブル崩壊後の修羅場に立ち向かい、金融業界を再生に導いた元カリスマバンカー。なぜ社長就任という、あえて火中の栗を拾う決断をしたのか?改革に立ちはだかった「官の悪弊」とは?就任から約600日の軌跡を初めて振り返り、「全国民があまねく享受できるサービスを民間企業として提供する」という壮大な挑戦への抱負と覚悟を語る。

目次

第1章 負けず嫌いは生まれつき
第2章 男子の本懐―住友銀行と私
第3章 新たな戦いの場へ―日本郵政のトップとして
第4章 すべての批判に答えよう
第5章 民営化で何が変わるのか
第6章 あたらしいふつうをつくる

著者等紹介

西川善文[ニシカワヨシフミ]
1938年、奈良県生まれ。大阪大学法学部卒業。61年、住友銀行入行。97年6月、同行頭取就任。2001年4月、さくら銀行との合併に伴い三井住友銀行初代頭取に就任。02年12月より三井住友フィナンシャルグループ取締役社長を兼任。05年6月、社長兼頭取退任。06年1月、日本郵政株式会社初代代表取締役社長に就任。07年4月より日本郵政公社総裁を兼任。同年10月より、持ち株会社である日本郵政株式会社のトップとして、民営化後の日本郵政グループを率いる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

21
初代三井住友銀行頭取であり、初代日本郵政社長である著者の生き方や考え方など。 郵便サービスは郵政化して良くなった部分は多々感じる一方、この本で語られる年賀状枚数や保険サービスの急拡大が、昨今の不祥事などの問題の根底にあるように思える部分もあった。2021/06/12

ゆるり

3
著者の銀行時代の話の方が印象に残ったが、日本郵政の民営化当初の山積された問題について知ることができた。今でも特にご高齢の方に顧客が多い気がするのは、かつて国の後ろ盾があった時代のイメージが強く、「郵便局はなんとなく信頼できる。損はしない。」って感じなのかな。国際物流やら不動産やら当時やろうとしてた新しいことは動き出してるけど、なんかうまくいってないよね。2018/04/15

luther0801

3
日本郵政上場を前に再読。力強さを感じる。2015/10/06

luther0801

3
日本郵政を理想的な会社にするには、この人くらいしか適任が居なかったんじゃないかな。凄い先見性と実行力。2013/07/14

ぽち子

2
郵便事業の民営化後の展望を読みたかったのに作者の生い立ちという前置きが長すぎた…。日本郵政グループのトップとしてもう少し具体的な話が読めるかと思っていたけど、他の郵政民営化の本を読めば書いてあることばかりで正直残念。でも作者の人柄は良さそうw2012/03/18

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