内容説明
一〇〇億を“ゴミ”と感じる男たちが働く場、それが秒単位で、億の株の売買を成立させるトレーディングの世界だ。東京証券取引所の取引高は今、史上最高水準にヒートアップしている。その市場でうごめく勝負師だけが知る、見えない未来を予測するノウハウとは?生き残る会社の匂いとは?緊迫する情報戦に打ち勝つ方法とは?わかりにくい投資業界の構造と、日本の個人資産一五〇〇兆円を狙う、ハゲタカたちの驚愕の実態を暴く。
目次
第1章 投資関連業界の構造
第2章 証券アナリストの実態
第3章 投資関連業界の様々な職種
第4章 アナリストの生活
第5章 トレーダーの生活
第6章 要求されるスキルセット
第7章 デイトレとファンダメンタルズ・アナリスト
第8章 感覚的な違いで生み出される世界観
著者等紹介
坪井信行[ツボイノブユキ]
1964年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。競争率数百倍の難関を突破し、ソロモン・ブラザーズに入社。数々の投資アイデアを創出し、アナリストランキングで上位にランクイン。数百億~数千億円級の資金調達案件に関わり、世界中で日本のIT企業株をマーケティングした実績を持つ。その後、メリルリンチなど外資系金融機関数社を経て独立。ビジネスプロフェッショナル教育を手がけるT・C・マネジメント代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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里馬
10
百億円がゴミ同然なら、720円のこの本はゴミ以下という事になりますねーΨ( ̄∀ ̄)Ψケケケ 勿論、悪書と断じて捨ててしまう事は簡単です。しかし、知らない世界を知るには無駄な本などないと思います。したがって面白くなかった理由はこちら、受け手側にもあると言えましょう。精神のスクワットが必要ですね。とは言え再読はしないでしょう。暇な方に譲りたいと思います。2009/06/21
あだちん
1
野球と一言でいっても各ポジションや監督・コーチでやることが違う。トレーディング業界もいろいろなポジションがあり、やっている内容が違っている。当たり前ではあるが、自分の知らないことばかりである。2020/04/04
Naota_t
1
★3.2 こういったお仕事紹介系は、その人の一日の流れみたいなものが書いてあるととてもイメージがわき易い。トレーダーは忙しいイメージがあったけれど、それよりもアナリストの方が大変なのが興味深かった。 寝食を忘れて仕事をしているのは、その仕事が本当に魅力的なんだろう。 仕事現場や私生活の描写がリアリティがあって読む価値はあり。 株式取引は仕事ではできるが、それで生計を立てようとすると失敗する人が多い、というのは面白い。トレーダーは心理面でも強くないといけない。自分のお金だと思ったら確かに判断が鈍りそう。苦笑2016/03/02
よしだ
1
倫理に反するタイトル。中身はお固いつまらない本です。2013/08/30
ango28
1
アナリストとトレーダーの日常と業務を紹介。外形はそう。中身は自己アピール。華麗な肩書満載なのは自慢ではなく、客寄せ目的だろう。新書によく見られる刺激的な書名は本を開くと実はそうじゃないという反例としてよく使用されるけれど、これは捻りなくストレートにタイトルにしただけ。投資家に如何に自らが優秀かを衒いなく主張する宣伝材料としては有効と思うけれど、投資する程の資力のない自分にとってこの本の行く末はゴミ箱しかない。本って出来るならば捨てたくない物だけれども、本書は世から一つ一つ消え去るべきと思うので。2011/05/19
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- 和書
- 魚の祭 角川文庫