内容説明
天皇家の普段のお食事は、贅を尽くしたごちそうではなく、野菜中心のバランスのとれた献立でした。天皇陛下の長寿と健康を支えた料理人が、宮内庁大膳課で培われた料理のコツと“こころ”とともに、97の和のレシピを紹介します。
目次
第1章 野菜(かぶ;キャベツ ほか)
第2章 卵、豆腐、乾物(卵;豆腐 ほか)
第3章 肉(牛肉;豚肉 ほか)
第4章 魚介(鯖;鮭 ほか)
第5章 寿司、ご飯、丼(寿司;炊き込みご飯 ほか)
著者等紹介
谷部金次郎[ヤベキンジロウ]
1946年埼玉県本庄市生まれ。1964年宮内庁大膳課厨房第一係奉職、昭和天皇の料理番として日常の食事はもちろん、儀式、催事の調理を手がける。天皇崩御を機に退官。以後各地で講演・講習、テレビ出演など活躍の場を広げる。現、大阪青山短期大学特別講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
43
結構普通のご飯なことに驚く。でも食事を大切にしてる様子は伺えました。2018/01/15
G-dark
24
上品な和食のレシピを紹介している本。「大根の普茶煮」「鰤ねぎ汁」「きのこと栗の炊き込みご飯」といった、季節の旬のものを楽しめるお料理ばかり。ごてごてと色々な調味料や具材を足さず、洗練された印象です。わたしは鰤が大好物なので、まずは「鰤大根」を作ってみました。大根を生の状態から煮ると味が染み込む前に鰤が固くなってしまうので下茹でする、といったコツも載っていて分かりやすかったです。2021/10/01
むつこ
22
「昭和天皇のごはん」という本を読んでいた時、料理の写真がみてみたいなぁ~と思っていたので、この本の存在が嬉しかった。同時に読むことをオススメします。2016/05/02
ひろぞー
21
実際に何品も作ってみましたが、上品な味付けなのに素朴さがあります。どことなく天皇陛下のお人柄が感じられるような品々です。でも特別な材料や調味料を使用しているわけではないので、(素材の質は抜群でしょうが)料理番の方の努力もひしひしと伝わってきます。おすすめです(*・ω・)天皇陛下も私たちと同じような料理を召し上がっていらっしゃるのを知り少し驚きました。2019/02/24
ひろし
16
去年知人にプレゼントしていただいたもの。最近、凄く重宝する。これを陛下が召し上がられたのかと考えてみたりする。2016/09/13