内容説明
現代社会に潜む矛盾と不安。喪失される「個々の意義」。それでも、「生きること」をあきらめない。「量子のもつれで生まれたこの世界は、誤解から生まれた妄想のようなものだ」―「経済力」と「自由」が複雑に入り組んだ社会のなかで、自由に生きられる場所を求めて苦悩する男を描いた『シティ2015年』ほか、4つの短編小説を収録。
著者等紹介
葛西雄一郎[カサイユウイチロウ]
1973年生まれ。埼玉県出身。東京デザイナー学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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