内容説明
高齢化時代における社会問題は、どうしたら解決できるのか?その答えは、奈良県のとある病院にあった―。患者の尊厳を守り、家族の介護負担をゼロにする取り取みを、現地の徹底取材によって解き明かす。
目次
第1章 自力で何とかしろという無慈悲な政策 出口の見えない「介護生活」に疲れ果てる家族たち
第2章 「介護」と「仕事」の両立の限界 不足する介護サービス、増加する「介護離職」
第3章 認知症初期―本当に認知症なのか?早期発見することが、家族の人生を180度変える
第4章 認知症中期―「認知症」と「糖尿病」などの複数疾患の患者に家族がとるべき4つの対策
第5章 認知症後期―徘徊、暴力、記憶障害、弄便…家族の絆が崩壊する前にすべてを専門家に任せる
第6章 認知症末期―本人の意思が確認できない場合、ターミナルケアはどうするべきか
第7章 認知症患者のケア、そして家族のケア―これからの地域医療の役割
著者等紹介
山村基毅[ヤマムラモトキ]
1960年生まれ。北海道苫小牧市出身。獨協大学外国語学部卒業。ルポライター。人物インタビューを基盤としたルポルタージュを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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