内容説明
高齢化の進展に伴って、経営難に陥っている病院が急増している。赤字経営を回避するため、患者の入院期間短縮を図らざるを得なくなっている医療機関が多いが、高齢の患者および家族の安心と、安定した病院経営は、もはや両立不可能なのか。今後の医療機関が担うべき使命を考える、病院経営者必読の書。
目次
第1章 加速する高齢化―患者が溢れる医療現場では何が起こっているのか(2055年には75歳以上の人口が25%を超える;高齢化により増加の一途をたどる国民医療費 ほか)
第2章 長期入院を忌避せざるを得ない時代―問われる医療の質(国民医療費削減のために打ち出された平均在院日数の短縮化;急性期病院で治療を終えた重症患者はどこに行くのか? ほか)
第3章 超高齢化時代に求められる病院経営10の戦略(「最期まで継続した治療を施す医療療養型病院」へ;療養病床は医療と介護の程度で入院基本料が決まる ほか)
第4章 患者を最期までケアし、看取る―それが超高齢化時代における医療の役割(患者さんとご家族が満足した最期を迎えるために;病床機能報告制度と地域医療構想の策定 ほか)
著者等紹介
川村一彦[カワムラカズヒコ]
医療法人財団愛慈会相和病院病院長。医学博士。1942年生まれ。1968年日本医科大学卒業。1972年日本医科大学大学院修了。栃木県県南総合病院病院長等を経て、2004年1月より医療法人財団愛慈会相和病院診療部長。2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Hiroshi Horie
ささ