内容説明
企業の経営継続性を実現するためには、環境変化に適応して守るべきものと変えるべきものをうまくバランスさせながら、自ら変革し続ける―進化適合することが重要である。本書で詳解する「7つの流儀」はまさに、100年企業・高島株式会社が創り出した歴史的叡智―「進化適合」の経営学だといえるだろう。
目次
第1章 信念と行動の創業者(1915年代~1930年代)
第2章 苦難の時代を耐え抜く(1930年代~1950年代)
第3章 「脱繊維」から多角的専門商社へ(1950年代~1960年代)
第4章 高度経済成長下の業容拡大(1960年代~1970年代)
第5章 技術革新に即した体質転換(1970年代~1980年代)
第6章 バブル景気の光と影(1980年代~1990年代)
第7章 景気悪化への対応に苦慮(1990年代~2000年代)
第8章 サステナの先進商社へ(2000年代~2015年代)
対談 坂本光司氏(法政大学大学院教授)×高島幸一氏(高島株式会社代表取締役社長)
著者等紹介
小畑隆史[オバタタカシ]
フリーランスライター。雑誌・企業媒体等でビジネス関連の記事を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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謙信公
6
企業が100年続くには何らかの続く理由があるはず。100年企業・高島が企業の経営継続性(サステナ)実現のために創り出した『7つの流儀』「インテグリティ(誠実一筋)」「レジリエンス(復活力)」「進化適合」「ウィンウィン(共存共栄)」「財務の健全性」「堅実経営」「ダイバーシティ(多様性)」。時代や景気の浮き沈みに紆余曲折するも、成長市場に積極参入し、危機を乗りこえてきた。新たなサステナ成長への視線は、太陽エネルギー、断熱・省エネ、高機能素材の3領域における「真の№1専門商社」という明確な目標に向けられている。2022/06/23