奪われた若き命―戦犯刑死した学徒兵、木村久夫の一生

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344972827
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

無実を訴えながらも戦犯刑死した元陸軍上等兵・木村久夫。遺書を読んだ著者が、木村さんの妹と交流を続けること二十二年。取材を重ね、その中で見えてきたものは、家族への感謝、学問への渇望、そして迫りくる死への恐怖と静かに戦う、日本人としての誇りだった。一人の気高き青年の生涯を記録した渾身のノンフィクション。

目次

第1章 木村家の歴史
第2章 子供の頃と豊中中学時代
第3章 高知高校時代
第4章 京大経済学部での半年
第5章 入営とカーニコバル島への出征
第6章 戦争末期の離島の戦況
第7章 イギリスによる戦犯裁判
第8章 木村久夫さんの戦犯裁判
第9章 教誨師田中日淳さんと木村さんの短歌
第10章 哲学書の余白につづられた遺書

著者等紹介

山口紀美子[ヤマグチキミコ]
1940年、福島県の会津に生まれる。1962年、会津地方の小学校(積雪二メートルの分校)に勤務、二年後浜通りに転勤。2000年3月、退職。在職38年の間、「学級文集」「学級通信」を毎年発行し、月刊誌『作文と教育』(百合出版1980年4月号)に実践記録が掲載される。1984年、吉野せい賞奨励賞、2001年、同賞正賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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