内容説明
東日本大震災以降、企業が使用する「産業用電力」の事情は大きく変化している。価格高騰、停電リスクの上昇により、経営者にとってこれまで以上に徹底して電力対策を講じるべき時代がやってきているのだ。電力コンサルティングのプロである著者が、発電・蓄電システムを導入して「自社発電」するためのノウハウを解説する。
目次
第1章 大手電力会社に依存していると電力コストはふくらむ一方(東日本大震災以降、産業用電気料金は3割も上昇している;非常時の停電が企業活動に与えるダメージは甚大 ほか)
第2章 発電・蓄電―電力は自力で“マネジメント”する時代(電力も「マネジメントする」という発想を持つべき時代に;デマンド効果で電気料金を安くすることができる ほか)
第3章 発電―ソーラー発電、風力発電、燃料電池システムで使用電力を完全にまかなう(業務用太陽光発電の設備は固定価格買取制度で急増;電力会社は全量を買い取る義務がある ほか)
第4章 蓄電―夜間の割安な電力をためることで停電リスクをゼロにする(再生可能エネルギー発電だけにこだわる必要はない;蓄電システムは夜間電力とピークカットのダブルで効く ほか)
第5章 「電力コスト削減&停電リスク回避」の両立こそが経営基盤を強化する(電力マネジメントはデータ分析から始めよう;パートナーとなる専門家を見つけることが重要 ほか)
著者等紹介
冨樫浩司[トガシコウジ]
グローバル・リンク株式会社代表取締役社長。大学卒業後、自動車会社、造船会社に勤務。蓄電技術の研究に携わっていたが、49歳の時に退職。故郷の宮崎県で過ごしていたが、東日本大震災をきっかけに蓄電・ソーラー発電を手掛ける同社を起業。再生可能エネルギーに事業の分野を特化し、自身も技術畑出身であることから高機能製品を次々と生み出しており、現在はTVや雑誌、新聞などのメディアにも多数出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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