内容説明
日曜日、記念日、なまはげ。オリンピック、アートイベント。すべて作られた「時間のデザイン」。
目次
時間のデザインにアプローチするために
普遍的な時間のデザイン
歴史の再構成という時間のデザイン
季節感に見られる時間のデザイン
現代社会に見られる時間のデザインの特徴
スペシャリストが着目する時間のデザイン
プログラムとストーリーという時間のデザイン
はじまりと終わりを巡る時間のデザイン
エコイベントが変える未来の時間
フロー体験という時間のデザイン
プロジェクション・マッピングが変える都市の時間
歴史と先進が融合する時間のデザイン
アート・プロジェクトにおける「越境する時間感覚」
作品そのものに「ダイブする」時間のデザイン
時間のデザインを振り返る
著者等紹介
中西紹一[ナカニシショウイチ]
1961年神奈川県生まれ。イノベーション・プランナー。有限会社プラス・サーキュレーション・ジャパン代表。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任准教授。日本文化人類学会、日本教育工学会、日本環境教育学会会員
早川克美[ハヤカワカツミ]
1964年東京都生まれ。京都造形芸術大学芸術教養学科准教授。武蔵野美術大学卒業。東京大学大学院学際情報学府修了。GKインダストリアルデザイン研究所、GK設計を経て2003年F.PLUS設立、同社代表・アートディレクター。グッドデザイン賞、SDA賞、JCD賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.J.
1
時間をデザインする?この不可思議なタイトルに魅かれて購入してしまった。一般的に一元的で連続的な概念と考えられている「時間」であるが、本書ではこれを敢えて多元的で不連続なものとして切り出し、そこに多様な意味や付加価値を与えることの総称として「時間のデザイン」を定義していた。日常において漫然と見聞きし感じていることを敢えて切り出し、その意味を再認識させたり、問題意識などを想起させたり、新たな解釈とともに感動を与えたりするという意味において、「時間のデザイン」も他のデザインと何ら変わらないというわけだ。2016/04/24
T
0
まず「時間てデザインできるの?!」という驚き。でも確かに言われてみれば「空間」だってもともとはひと繋がりのものを人工物で区切って意味を持たせているだけ。 そういえば時間だって、子どもの頃から「時間割」で区切っていたし、仕事だってスケジュール管理してる。それで特に気をつけなきゃなと思ったのは、毎日毎日「平面的」なスケジュール表だけ見ていると、時間が一元的なものと錯覚してしまう。本来は多元的なもの。すべての人に、表立って見えている「プログラム」と、その裏で走っている「ストーリー」がある。そう、すべての人に。2021/05/15
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