内容説明
「たかまがはら」と読むのは間違いだった!?古代日本人の優れた精神性は、言葉の読み方そのものに宿っている。『古事記』編纂者の訓注に忠実な読みを再現し、神話研究の立場から歴史教育・道徳教育のあるべき姿を考える日本文化論。
目次
序章 教材の中の「高天原」
第1章 「高天原」訓読の研究成果と考察―その今日的意義(『古事記』の訓注の役割と重要性;「たか あまのはら」の研究事例と考察;「たか あまはら」の研究事例と考察 ほか)
第2章 「高天原」の重要性(「高天原」とは何か;古神道(惟神の道)の始源はどこにあるのか
「記紀神話」における三輪山、および縄文祭祀と巨石文化 ほか)
第3章 「高天原」の訓読の変遷過程と典拠(「たかあまのはら」の出典;「たかまのはら」の出典と地名の連想;「たかまがはら」の出現時期とその出典 ほか)
著者等紹介
松浦明博[マツウラアキヒロ]
昭和32年(1957)福岡県生。東京学芸大学中等社会卒業、同大学院修了。都立教育研究所研究主事(教育史)、都立高校・都立中高一貫校(主任・主幹・副校長)、私立中高一貫校(進路部長・社会科主任等)と公立短大非常勤講師(日本史学・歴史学・教育学)、帝京科学大学特命教授。現在は、大学で非常勤講師(社会科教員養成・キャリア教育)、相澤忠洋記念館副館長。専門:日本倫理思想史・宗教史(清明心の研究、旧石器・縄文文化等)、キャリア教育、歴史教育、倫理・宗教教育(神話・言霊等)、環境教育、教育史。受賞歴:第385回オピニオンプラザ「正論」入選「皇室の伝統と将来」(産経新聞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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