内容説明
色や本数によって、時に愛や情熱を意味し、時に嫉妬や憎しみを表す薔薇の花。人間の持つ様々な感情を、色とりどりの薔薇とともに描いた五つの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
4
薔薇に纏わる短編集🌹 装丁の美しさもたまらない🥰 どこか昭和の香り。 『今宵、巣鴨の劇場で』 『モッコウバラの咲く頃に』 黄色い花のアーチ。 見えたもの、見えないもの。 『薔薇のしげみ』 茂みに隠されていたのは。 散りばめられた美しい言葉✨ 薔薇は美しく妖しく、何か意思を秘めているように🌹 2024/07/30
りんご
3
薔薇をモチーフにした短編集です。薔薇の棘が人を刺すようにどこかしら痛いものがあります。最後の始まりの物語はファンタジー的なお話です2024/05/20
maririn
0
薔薇をモチーフにした5つの物語。 妬み、猜疑心、虚栄心などの感情が薔薇の棘のように刺さって来るストーリー。 修羅場、猟奇的にもなりそうな状況を、さらりと「棘」程度に収めてくれている描写が美しいカバーと合っていたし、〆は愛の物語でとても良い読後感。2024/07/04
ku
0
スパイスの効いたお話 面白く読みました 表紙の薔薇も綺麗 綺麗すぎて、官能小説かと思った2024/07/21