文春文庫<br> 死者は〓をつかない

個数:
電子版価格
¥1,599
  • 電子版あり

文春文庫
死者は〓をつかない

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月10日 20時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922405
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【スティーヴン・キング作家デビュー50周年記念刊行、第3弾!】

この小説は、「ぼく」ことジェイミーの回想記であり、そしてこれはホラーストーリーだ。
そう、だってぼくには死者が見える――。

「死人の霊が見える」という、古典的とさえ言える設定。
それがキング流に調理されると、他の何者とも違うユニークな物語が立ち上がる。

ジェイミー少年は、ものごころついた頃から死者が見えていた。死者の世界にはいくつかの決まりがあるようだった。
死者は死ぬとすぐ、死を迎えた場所の近くに、死んだときの姿で現れる。
長くても数日で、だんだん薄れていって消える。
普通の生者にはぼんやり存在が感知される程度だが、ジェイミーだけは会話を交わせる。
そして、死者は嘘をつけない。

文芸エージェントの母。若年性認知症を発症した伯父。
母の親友のタフな女性刑事。同じアパートの引退した名誉教授。
母のクライアントの売れっ子作家。警察をあざ笑う連続爆弾魔……。

ジェイミーはその能力ゆえに周囲の人々の思惑にたびたび振り回され、奇妙な目にあいながら、どうにか成長していく。
しかしある事件をきっかけに、いよいよ奇怪な事象が彼本人の身に降りかかってくるのだった――。

少年の成長物語を書かせれば天下一品、そして言わずもがなのホラーの帝王が、両者を組み合わせた「青春ホラーストーリー」。これが面白くないはずがない。
最後の最後まで驚きを仕込んできて読者を油断させてくれず、自身の代表作のある「ネタ」をからめてくるファンサービスも怠りなし。
どこを切ってもキングという円熟の筆で心おきなく楽しませてくれる、記念刊行にふさわしい逸品!

内容説明

ジェイミー少年は死者が見え、彼らと会話できる。そして死者には嘘がつけないのだ―。不思議な能力のせいでたびたび厄介に巻き込まれつつ何とか日々を送るジェイミーだが、ある事件をきっかけにいよいよ奇怪な出来事が…。恐怖の帝王、得意の青春物語+ホラー。これで面白くないはずがない、円熟の逸品。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。高校教師を経て、1974年『キャリー』で作家デビュー。2024年、『異能機関』が楽天Kobo電子書籍Award2024の小説(海外編)大賞を受賞

土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

225
スティーヴン・キング作家デビュー50周年記念刊行第3弾、スティーヴン・キングは数十年に渡って読んでいる作家の一人です。本書は、スピリチュアル青春ホラー、あっさり目の作品でした。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167922405 https://books.bunshun.jp/sp/king2024/07/11

KAZOO

131
比較的最近の作品のものです。キングとしてはかなり短めの感じがしました。主人公の少年が死んだ後の人物が見え話を聞くことができます。若干最近のキングの作品は怖さがあまりなくなりむかしが懐かしくなります。クージョ、シャイニング、ペット・セメタリ―、ITなどと比べてしまいます。この作品ではこの主人公の生い立ちが最後に明かされる感じです。2024/08/09

yukaring

111
これは久しぶりにキングらしい青春ホラーの傑作。死者と会話ができる少年ジェイミー。そして死者にはある特徴がある。彼らは嘘をつくことができないのだ・・。不思議な力を持ちそれに翻弄される子供たち、彼らの抱く恐怖心や心の葛藤、覚悟を描かせるとキングの右に出るものはいないと思う。ジェイミーの力を知っているのは母親のティアとその友人のリズだけ。2人の窮地を救うため死者と会話をしたがために恐ろしい出来事に巻き込まれていくジェイミー。懐かしい「チュードの儀式」や「死の光」も登場する『IT』の世界観を彷彿させる物語だった。2024/08/04

道楽モン

102
キングの小説を読むのは久しぶり。90年代はもう熱心にすべて読む模範的な読者でした。『IT』とか『グリーン・マイル』あたりでフェードアウト。キングのパワーについていけなかったのかもしれない。ロックでいえばローリング・ストーンズ。まだ演ってる(書いている)のかよーという感覚(失礼だよなー)。 天才の特徴として、作品の量と質が常軌を逸しているというのがあるが、まさにキングさん、あなたの事です。で、本作は(あとがきによると)、「死者が見える」「死者は嘘をつかない」「少年の成長物語」の三題噺。さすがの貫禄です。2024/09/08

ケンイチミズバ

90
テレビで戦艦大和搭乗員の英霊が降りて来た少年のことが放送されてた。ジェイミーは霊媒師(笑)で幽霊が見え、会話ができる。小さい頃は怖かったけれどそのスペックを困った大人が利用してしまう。特にヤバいのは母親の元恋人の刑事リズ。道徳的に酷い。薬物横流しで内部監察に内定されていたものの彼の助けによるお手柄で一旦は免れる。児童虐待だ。ジェイミーの育った環境、シングルマザー、投資の失敗による生活レベルのダウン、薬物が身近なアメリカの日常、良識ある大人、優しく正しい人だけでない世の中を知りながら成長していくジェイミー。2025/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21925237
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品