内容説明
1968年、人より遅れて東京の大学に進学した恭平。ちょっとしたボタンの掛け違いから幼馴染みの雅子との関係が崩れ、無為な日々を過ごしていた或る日、清純で控えめな淳子と出会う。生きる目的を見つけ、学生結婚した恭平だったが―。才色兼備な自慢の恋人、本音で語れる幼馴染み、出会った瞬間に波長が合った女性。三者三様の魅力に惹かれつつも、彷徨いながらの未練と別れ。目立ちたがり屋なくせに臆病者の恭平が彼女たちの存在を原動力に、自らの殻を破ろうと葛藤する様を描いた団塊世代のラヴストーリー。
著者等紹介
惣才翼[ソウザイツバサ]
昭和22年鳥取県生まれ。本名、細川匡。広島県立広島国泰寺高校、早稲田大学を経てコピーライターとして広告代理店・大広に勤務。30歳で父親の営む弁当会社専務に就任。36歳から代表取締役社長及び会長を務め、廿日市商工会議所会頭、中国地域ニュービジネス協議会会長、廿日市市文化スポーツ振興事業団理事長などを歴任。現在はデリカウイング株式会社取締役会長、FMはつかいち代表取締役社長、廿日市商工会議所名誉会頭、広島修道大学特別客員教授。74歳で「挑戦のみ、よく奇跡を生む」を幻冬舎発売し遅れ馳せの小説家デビュー。71歳の秋、経済産業省推薦により朝日小授章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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