内容説明
診療報酬の引き下げ、医学部の定員削減、後期高齢者医療制度。(「医療費抑制」を名目にした国の愚策が引き金となり、やがて日本の医療は崩壊する―。)現場の第一線で患者を診てきた医師が矛盾だらけの国の医療政策を痛烈に批判し、日本の医療行政に一石を投じる提言書。
目次
第一章 日本の医療はこれから確実に崩壊していく―
第二章 財源確保を名目に始まった国の愚策 日本医療を崩壊に導く諸悪の根源は「医療費抑制政策」にある
第三章 「医療費抑制」を名目にした国の愚策1 診療報酬を引き下げて医師と薬品に払うカネを減らす
第四章 「医療費抑制」を名目にした国の愚策2 医療費を抑えるために医学部の定員数を減らす
第五章 「医療費抑制」を名目にした国の愚策3 後期高齢者医療制度で増加する高齢者からカネをむしり取る
第六章 日本を救うのは国民一人ひとりの声 適切なケアを受けられる医療体制の構築を目指して
著者等紹介
原口兼明[ハラグチカネアキ]
1982年3月富山医科薬科大学医学部を卒業後、鹿児島大学麻酔科学教室で2年間研修(麻酔科標榜医)。1994年8月原口耳鼻咽喉科を開院。1995年9月医療法人原口耳鼻咽喉科に変更(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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