岩波現代文庫<br> オーウェルのマザー・グース―歌の力、語りの力 (増補)

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岩波現代文庫
オーウェルのマザー・グース―歌の力、語りの力 (増補)

  • 川端 康雄【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 岩波書店(2021/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023324
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0198

出版社内容情報

『一九八四年』『動物農場』など政治的な含意が強調されがちなジョージ・オーウェルの作品。だが、著者はその作品群のなかに、童謡や伝統文化、ユーモアの要素を丹念に読み解き、オーウェルがディストピアに込めた「希望」を救い出す。オーウェル研究の第一人者である著者の代表作に関連エッセイを加えた決定版。

内容説明

『一九八四年』『動物農場』など政治的な含意が強調されがちなジョージ・オーウェルの作品群のなかに、イギリスの伝承童謡や伝統文化、ユーモアの要素を丹念に読み解き、ディストピアに埋め込まれた希望のかけらを救い出す。オーウェル研究の第一人者の代表作に、関連エッセイを新たに加えた決定版論集!

目次

第1章 オーウェルのマザー・グース―『一九八四年』のために
第2章 『動物農場』再訪―「イギリスのけものたち」のフォークロア
第3章 郷愁と抵抗―『空気をもとめて』のために
第4章 葉蘭をめぐる冒険―『葉蘭をそよがせよ』についての一考察
第5章 「昨夜、映画へ」―映画評論家としてのオーウェル
第6章 ブリンプ大佐の頭の固さ―オーウェルの著作に見られる‘Blimp’の使用例について
第7章 「一杯のおいしい紅茶」をめぐって
第8章 「オーウェル風」のくらしむき

著者等紹介

川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、日本女子大学文学部教授。イギリス文学、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイコウチ

8
本書は1998年版も読んだが、こちらはその後の3本の論考が加えられた増補文庫版。実はオーウェルの小説は『一九八四年』しか読んだことがないが、その他の論考も作品についての丁寧な解説に沿った論であり、読むのにさほど不自由は感じない。ともかく圧巻は『一九八四年』の構造を、作中にも出てくるマザーグースの「オレンジとレモン(Oranges and Lemons)」から緻密に解き明かす第1章。多くの作品に通底するオーウェルの大衆文化への偏愛と信頼、そして遊び心。ちなみにXTCの1989年作タイトルもマザーグースから。2021/05/30

ノーネーム

1
ジョージ・オーウェルの小説構成に、マザーグースを主としてアプローチをかける書。自分では考えもしなかった。オーウェルがイギリス人だと意識さえしなかったのだ。 この本では、彼が英国の歌に非常に心を惹かれていたことが分かる。彼が好きなもの、自分が影響を受けたものを小説に落とし込んでいる。その事実が綺麗に紐解かれている。筆者のオーウェル愛が感じられる。良い本であった

わきが

0
実際のマザーグースをふまえて,『1984年』に登場する歌を解説しているのが面白かった.私はイギリスのフォークロアに疎いのもあって『1984年』を近未来の外国で起こった出来事のように感じていた.イギリス国民が『1984年』を読んだら,なじみ深いフォークロアすら支配される恐怖は半端なかっただろうと思う.オーウェルの著作の見方が変わった.2021/12/22

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