内容説明
世界最新の陽子線がん治療装置を導入するなど日本最先端の医療を提供する。中部国際医療センターの理事長を務めライオンズクラブ国際協会の元国際会長でもある著者が、医療人としてのあるべき姿を説く。
目次
第1章 地域医療格差の拡大、医師不足の深刻化、診療報酬制度の複雑化 日本の医療の現状と課題(名ばかりの「医療先進国」日本;深刻化する地域医療格差 ほか)
第2章 「患者ファーストの医療」と「地域医療格差の解消」 超高齢社会を迎えた日本で今、医療人が取り組むべきこと(医師は人助けのためにある;がん患者としての経験が教えてくれたこと ほか)
第3章 目の前の患者がどんな人であれ、全力で救う 徹底した患者ファーストの医療を提供する(全ては病める人のために;全ての人に門戸を―名称へのこだわり ほか)
第4章 都市部と地方で医療格差があってはならない 最先端医療を取り入れ、地域の中核病院として地方医療を先導する(地方に「医療のメッカ」を;がん治療のメッカを目指して ほか)
第5章 医療人よ、率先垂範たれ 地域だけでなく日本全国、そして世界の医療を先導する病院をつくる(国際人としての自覚を;命の重さは平等 ほか)
著者等紹介
山田實紘[ヤマダジツヒロ]
1943年、岐阜県美濃加茂市に生まれる。1968年日本大学医学部を卒業し、脳神経外科学教室に入局。専門医の資格や博士号を取得して経験を積んでいた中、1982年に医療法人厚生会木沢記念病院脳神経外科部長となる。医療の地域格差をなくし、世界から選ばれるがん治療のメッカとなる病院にすることを目標に活動を続けている。岐阜大学医学部客員臨床系医学教授、社会医療法人厚生会中部国際医療センター中部脳リハビリテーション病院多治見市民病院理事長、ライオンズクラブ国際協会元国際会長、特定医療法人清仁会のぞみの丘ホスピタル理事長、社会福祉法人慈恵会理事長、学校法人あじさい学園中部国際医療学院理事長、在岐阜モロッコ王国名誉領事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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