内容説明
病院で望まない最期を迎える日本の患者を救うにはかかりつけ医の存在が必要だった。外来診療から入院・検査、さらには在宅医療まで患者と医療制度の架け橋となり奔走する現役中国人医師の苦闘の軌跡。
目次
序章 中国とは医療制度がまったく違う…1984年、医大の留学生として訪れた日本
第1章 中国に戻ればエリート公務員としての未来が約束される…それでも異国の地で私が医師になった理由
第2章 開業医になって突き付けられた日本の地域医療の課題―病院で望まない最期を迎える患者を救いたい
第3章 異邦の医師が地域の患者と日本の医療制度の懸け橋に―24時間365日、患者に頼られるかかりつけ医になる
第4章 患者を救うカギは多職種連携にアリ―誰一人取り残さない地域医療を確立させる
第5章 地域に優秀なかかりつけ医が増えれば多くの患者が救われる―異邦人だった私が日本の地域医療に果たすべき使命