内容説明
仙台藩は賊軍にあらず。歴史の陰に埋もれた仙台藩士の苦悩と生き様。1868年、新たな時代への転換点となる戊辰戦争が勃発した。新政府軍と対立した奥羽越列藩同盟の中心的役割を担うも、敗北し、歴史上「賊軍」の汚名を着せられた仙台藩。しかし、仙台藩は本当に「反朝廷」の精神を持ちながら敗れていったのか。その真相を、藩内財政や知行形態、東北各地での戦況などから紐解いた歴史研究書。
目次
第1章 仙台藩の内情
第2章 藩主慶邦の苦悩
第3章 奥羽越列藩同盟と白河の攻防戦
第4章 東北各地の戦い
第5章 仙台藩の終末
第6章 戦後処理
著者等紹介
吉野敏[ヨシノサトシ]
1934年4月21日、石巻市雄勝町に生。明治大学法学部卒。東京地方検察庁勤務。1997年4月、定年退職。次いで司法書士登録、2016年2月登録取消。旧「古文幻想会」にて古文書を勉強。趣味は俳句。現代俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。