内容説明
長野県・信濃国の旧郡「更級/更科」歴史考。月の名所として芭蕉・一茶などに詠まれた、歌枕の地。木曾義仲や上杉謙信ら強者もここに爪痕を残した。なぜ、かくも人々を惹きつけたのか。合併による消滅を惜しむ著者が、その歴史を丹念に繙く―。
目次
第1章 更級と万葉文学
第2章 姨捨山伝説と名月
第3章 『更級日記』と月
第4章 義仲、平家打倒に起つ
第5章 戦国から江戸の千曲川流域
第6章 芭蕉と更級
第7章 芭蕉、一茶、北斎の経済
第8章 更級郡、庶民の生活環境
著者等紹介
山岸正侃[ヤマギシマサツヨ]
早稲田大学文学部美術史学科卒業。企業でグラフィックデザインに従事するかたわら、一般社団法人太平洋美術会に所属し画家としても活動。本展出展45回のほか、個展やグループ展などで作品を発表してきた。現在、太平洋美術会長野県支部長。自作画集に『更級埴科風景』がある。育った更級埴科の地に生きる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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