内容説明
強い誇りなくしてその席には座れない。数多のパイロット訓練生をサポートしてきた著者が示す、パイロットのあるべき姿とは。
目次
第1章 命を預かる空の最高責任者―コックピットに入るパイロットの使命(人類はずっと空飛ぶことを夢見てきた;大人がなりたい職業はパイロットが3位 ほか)
第2章 エアライン、レスキュー隊、ドクターヘリ…パイロットが使命を果たす場所は幅広い(エアラインだけではないパイロットの活躍の場;世界にはユニークな職場がたくさんある ほか)
第3章 狭き門をくぐったあとの現実は甘くない!?―誇りなくしてパイロットの仕事は務まらない(日本でパイロットの夢をかなえるのは狭き門;パイロット育成機関の合格率は医学部以上のハイレベル ほか)
第4章 世界水準のパイロットを目指す君へ―使命を果たすために必要な6つの資質(世界水準のパイロットとは;日本では世界水準のパイロットが育ちにくい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
13
著者はパイロットの資格を持ち、パイロットの養成を仕事にされている方です。飛行機の魅力、パイロットに必要な資質、パイロット不足をどう解消するか、といったことが書かれています。非常に面白くて、ためになる本でした。一番興味深く感じたのは、パイロットの仕事に読書が役立つと書かれていたことです。フライト中に命を失いそうな危機に直面し、本で読んだことが支えになったそうです。パイロットとして技術が一番必要とされると思うのですが、強靭な心を作るには、本を読むことが重要であることが分かって、嬉しくなりました。2024/01/30