内容説明
患者の自立した生活を実現させるために。医療と福祉の連携を目指し全国に先駆けて精神科訪問看護ステーションを開設。精神科病院から地域へ飛び出し、患者支援に力を尽くした看護師の軌跡。
目次
序章 長期入院、患者の使役、身体拘束―日本の精神科病院が抱える闇
第1章 病院勤務で目の当たりにした精神科の実態 地域に患者の居場所をつくるため、福祉作業所開設を決意
第2章 医療だけ・福祉だけでは不十分 福祉作業所で痛感した、地域における精神科の課題
第3章 全国に先駆け精神科訪問看護ステーションを開設 病院と地域をつなぐため手探りでスタートした悪戦苦闘の日々
第4章 ACTの取り組み、行政との連携、ピアサポーターの雇用…すべては「その人らしい生活」を支援するために
第5章 根強く残る精神科病院の問題 訪問看護で患者の明るい未来をつくる
著者等紹介
寺田悦子[テラダエツコ]
1951年埼玉県生まれ。1972年国立埼玉病院附属高等看護学院卒業。看護師・精神保健福祉士・介護支援専門員。国立病院・民間精神科病院で十数年間看護師として勤務後、1987年に友人たちと「共同作業所棕櫚亭」を開設。1997年より社会就労センターピアス勤務、その後1999年より地域生活支援センターなびぃ勤務。2005年にNPO法人多摩在宅支援センター円を立ち上げ、2012年2月には株式会社円グループを設立。現在、立川市、八王子市、新宿区等で訪問看護ステーションや地域活動支援センター、相談支援事業所、居宅介護支援事業所などを運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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