内容説明
親の暴言や折檻、厳しい躾として支配され続けた幼少期。怒りの理由がわからず、安心できる居場所を持てなかった著者は、成長後もうつ病や孤独感に苦しむ。23歳で病を発症し、心理療法に通う中でようやく「自分は虐待されていた」と気づく。本書は、その気づきから始まる自己受容のプロセスと、言葉を通じて過去と社会の闇を告発する姿を描く。被虐待児が大人になってなお直面する現実を描いた一冊は、未来を生きる勇気を与えてくれる。
目次
折檻を恐れた幼少期
父は息子の気持ちよりも体面を重んじた
僕の交際相手に嫉妬した母
僕の可能性を潰した父
うつ病との闘い―20代
僕が体験したうつ病の症状
心の闇
母は僕を支配し続ける
父にとってうつ病の僕は厄介者でしかなかった
祖母の死
うつ病との闘い―30代末から
父母との最後の闘い
父母にとって僕の存在はなんだったのか
希望は捨てない
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