内容説明
一時は消滅の危機に瀕した今治のタオル産業が再生できた理由とは―今治の名を世界に知らしめた産地の努力と、あるタオル工場の物語。
目次
序章 ジャパンブランドストラテジー―高級タオルブランド「今治タオル」の幕開け
第1章 戦後、繊維産業が栄え今治は一大タオル産地に―時流に乗り下請けとして産声を上げた丸栄タオル
第2章 各タオルメーカーと協力して始まった「今治タオルプロジェクト」―売上立て直しの第一歩として挑戦したSPA(製造直販)事業
第3章 「今治タオル」を全国へ―今治ブランドの認知向上を追い風に組合に先駆けて自社オリジナルタオルで東京・銀座へ出店
第4章 日本のものづくりは世界で通用すると信じて―高品質のタオルで販路拡大を目指し海外市場に挑戦
第5章 顧客ニーズの追求が今治ブランドのものづくりを強化する―
著者等紹介
村上誠司[ムラカミセイジ]
1959(昭和34)年8月17日生まれ。愛媛県今治市出身。立正大学卒業後、日本橋の繊維問屋で3年修行ののち、丸栄タオルに入社して営業を担当する。専務として会社の実質的な運営を担い始めた1997(平成9)年に舌癌を患い、生死の境をさまよう。2004(平成16)年3月、代表取締役に就き、丸栄タオルの2代目社長となる。以後、プライベートブランドの設立や銀座への出店など数々の施策を打ち、それが成長の原動力となった。ラジオ番組の出演や地域団体での講演など情報発信も積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naota_t