内容説明
友人の会社にひろわれて経営者になった男は、経営のいろはも知らず地道な営業活動を続け、大手と競合することなくニッチな市場を開拓。父の自殺がきっかけでフリーターでバンドマンの人生はIT社長の人生へと変わった。突然経営者になってしまった著者のブルーオーシャン戦略ストーリー。
目次
第1章 父の自殺、会社の経営難、去っていく友人…成り行きでやむなく始めたIT社長業(心を殺して生きていた少年時代;周回遅れの青春 ほか)
第2章 実地で学んでいくからこそ見える潜在ニーズがある新たなシステム開発で切り拓いたブルーオーシャン(足元に落ちていた、新たなヒント;思いがけないブレイクスルー ほか)
第3章 既成概念を無視することが、時に最良の決断を下す迫りくる大きな競合に立ち向かい、乗り越えた倒産の危機(天使か、悪魔か;ライバル会社の異端児との共闘 ほか)
第4章 数字を気にせず、人のためを優先すると利益は上がる顧客の声を聴き続け、築き上げた業界NO・1(自分たちのもつ価値は、自らの手で届ける;青臭くていい、キレイゴトでいい ほか)
第5章 人との違いは武器になる自分を信じ続ければ、ビジネスは必ず成功する(常識にとらわれず、人との違いを強みに変える;顧客は資産だからこそ、大切に守り増やしていく ほか)
著者等紹介
柏野慎也[カシノシンヤ]
ウェルダンシステム株式会社代表取締役。1976年大阪生まれ。1998年駒澤大学経営学部卒業。大学在学中よりバンドに熱中し、20代の多くをフリーターとしてバンド活動に費やす。2003年に高校時代の友人の誘いを受けウェルダンシステム株式会社の立ち上げに参加。その後、会社を引き継ぐ形で代表取締役に就任。赤字が続き債務超過だった会社を業界トップ企業に成長させる。あるとき公立中学校より依頼を受け、校務システムの開発を本格的にスタート。学校現場の多忙な業務を効率化し、日本の教育を改善することをミッションとして、都内の公立中学校を中心に自社のシステムを普及させる。2008年に大手企業が市場に参入、ほとんどの顧客に乗り換えられ市場から淘汰されたことをきっかけに、2011年に校務システムのターゲットを公立から私立にシフト。以来、独自のマーケティング手法とシステムのブラッシュアップにより着実に業績を伸ばし、2021年には全国約1300校の私立校のうち10%ほどのシェアを獲得。学校現場の業務改善に大きく貢献したとしてApple Japanよりその業績を評価され、3年連続で表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。