内容説明
真田幸村のむすめ阿梅は、父の敵将であった伊達家の重臣、片倉家に養われる身となった。12歳の少女は異郷の地でおのれ一人の力を頼りに、周囲の信頼を得て確乎たる地歩を固めていく。さらに4歳の弟大八が残党狩りの嵐の中を落ちのびてくる。露見すれば伊達家をも揺るがす重大事。彼の命はいかに護られたか。匿うことを決断した伊達政宗。周到な布石を置いた片倉小十郎景綱。勇猛果敢にして熱情の小十郎重綱。片倉領の産業に力を尽くす重綱の正室お方さま。激動の時代に生きた命の群像。日本一の兵と呼ばれる父の娘に生まれた少女・阿梅の力強い命の輝きと、戦中戦後を生きぬいた人びとを描いた感動の時代小説。
著者等紹介
伊藤清美[イトウキヨミ]
1938年旧満州(現中国東北部)生。1961年東北学院大学卒。仙北鉄道株式会社入社。数回転職後1981年、横浜市に司法書士事務所を開設。2005年引退。カルチャーセンター小説講座を受講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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