内容説明
桜専門庭師の夫、悠輔が先祖代々受け継いできた「桜の園」。夕子は悠輔の死後も、女桜守として彼の想いを継承したいと願うが、病によって死を意識する。桜の儚い美と大樹の神秘に対する人々の想いを描いた短編小説集。
著者等紹介
野元正[ノモトタダシ]
東京都渋谷区生まれ。兵庫県明石市在住。京都大学農学部(林学・造園学専攻)卒。造園家。技術士(建設部門‐都市及び地方計画)。文藝同人誌「八月の群れ」編集同人。受賞、第27回北村賞受賞、平成28年度神戸市文化賞受賞。第4回小谷剛文学賞佳作賞受賞、第3回神戸ナビール文学賞受賞ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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