内容説明
その廃業、ちょっと待った!借金があっても、赤字でも、あなたの会社を継ぎたい人は必ず現れる。親族内承継、社内承継、M&Aに次ぐ“第4の事業承継”とは―後継者候補探しから、承継のスキーム、引退後の過ごし方までを徹底解説。
目次
第1章 私が他人の赤字会社を継いだ理由(人生を変えた運命のメール;亡き父への想いが交錯 ほか)
第2章 廃業は悪手―オーナーも従業員も社会も誰も幸せにならない(中小企業の半数は後継者がいない;中小企業の廃業で26兆円のGDPが失われる ほか)
第3章 財産権を手元に残して老後は安泰―経営だけを第三者に承継する「最強の引退術」(事業承継の主流は親族内承継、社内承継、M&A;親族内承継から第三者承継へのシフト ほか)
第4章 マッチングから経営の引き継ぎまで―引退に向けて経営者がすべき25のこと(後継者探し・後継者選び編;オーナーと後継者の意思統一編 ほか)
第5章 会社をつぶさず、後世に残すことが経営者としての最後の務め(事業承継は経営者の最後のテスト;日本は世界1位の100年企業保有国 ほか)
著者等紹介
宮部康弘[ミヤベヤスヒロ]
株式会社南星代表取締役社長。九州東海大学機械工学科卒業後、住宅会社を経て保険業へ転職。現在はソニックジャパンに勤務。2018年11月、株式会社南星の代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyhhyy
2
オーナー企業の負債は家族が相続するので廃業も安易にできない。でも株を買取れる後継者もいない。そういう場合に議決権あり・なしの株を作ってスムースに事業継承させようという内容。後半は著者の会社の紹介。2022/07/18
ヨシシィ
0
親族承継、約職員承継、外部承継(M&A)に続く第4の選択肢として、社外から後継ぎ希望者をマッチングで迎え入れ、大半の株式を配当優先無議決権株式に変えた上で、ごく少数の普通株式のみを後継者に譲渡するスキームを提案。著者自身の経験から、後継者不在の中小企業とそのオーナーに、事業存続と豊かな老後を提示する。2022/03/06