内容説明
六四五年、六月十二日。曇天の下、朝鮮三国が大王に貢物を献上する儀式に招かれた蘇我入鹿に凶刃が迫る。後にいうところの「乙巳の変」である。そして白村江の戦い、大友王子を討った「壬申の乱」へ。大化の改新に代表される激動の飛鳥時代、そこには現在の皇位継承問題に通じる命を懸けたドラマがあった。『日本書紀』『万葉集』をもとに紡ぐ長編歴史小説。
著者等紹介
林龍三[ハヤシリュウゾウ]
1952年12月8日生まれ。大阪市出身。関西大学卒業。1976年よりアパレルメーカーに勤務。1998年、保険代理店を経営。在任中に和歌、万葉集、古代史の研究を始め、短歌誌に歌評などの記事を執筆。所属団体:「塔」短歌会(京都)、日本歌人クラブ(東京);与謝野晶子クラブ(大阪)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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