内容説明
これからのまちづくりを担うのは「病院」だ!医療・介護・福祉を一体化させ、子どもから高齢者まで安心して暮らせるまちをつくりあげた、その秘訣に迫る!群馬県沼田市。人口約5万人の小さなまちで託児所、介護施設、障害福祉、身体拘束ゼロ医療に取り組む内田病院。
目次
第1章 医療・介護・福祉 暮らしの安心を支えるサービスを地域に(安心と笑顔のまちづくり;きっかけは高齢化による社会問題の解決 ほか)
第2章 医療と介護の連携に早くから取り組んだ「まちのかかりつけ病院」(最初は弁護士を目指していた父;執筆した痔瘻の専門書が思わぬ反響を呼んだ ほか)
第3章 看護師の意識を変え「身体拘束ゼロ」を実現(私が医師になった経緯;衝撃的な光景に立ちすくむ ほか)
第4章 職員が安心して働ける環境づくりがサービスの質を向上させる(健康経営に取り組む理由;夫婦そろって転職し、そのまま群馬に永住 ほか)
第5章 事業拡大から見えた「地域づくり」という病院の役割を担って(国が推進する「地域包括ケアシステム」;どれか一つではなく、すべてを ほか)
著者等紹介
田中志子[タナカユキコ]
医療法人大誠会理事長。1966年、群馬県沼田市出身。医学博士。1991年、帝京大学医学部を卒業し、群馬大学附属病院第一内科(当時)に入局。1995年に父親が理事長を務める医療法人大誠会・内田病院に就職する。働きながら3人の子どもを育て、2009年群馬大学大学院医学系研究科を修了。2011年、同グループの理事長に就任。「地域といっしょに。あなたのために。」をグループ理念とし、地域包括ケアシステムを沼田市で展開している。病院だけでなく、認知症のある患者の「身体拘束ゼロ」をメッセージに掲げた介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、グループホームなどの運営、障がい者施設と商業施設を組み合わせた共生型施設の開設、移動型コンビニ事業の展開など、幅広く地域のために活動。医師として初めて認知症介護指導者の資格を得る。現在、沼田利根医師会理事、日本慢性期医療協会常任理事、地域包括ケア病棟協会理事、日本リハビリテーション病院・施設協会常務理事、全国老人保健施設協会常務理事等を務める。2020年「第72回保健文化賞」(第一生命保険株式会社)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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