内容説明
大阪の介護事業所で入社2年目を迎えた翔子は、介護のあり方について悩んでいた。そんなとき突然北海道への異動を命じられ、「人生のかけらプロジェクト」のメンバーに抜擢される。同僚とは度々ぶつかり合いながらも、利用者の願いを叶えようと奔走する翔子。自分の思いを信じて利用者に寄り添った先に、翔子が見つけた答えとは―実話をもとに描かれた感動介護小説が幕を開ける!
目次
第1話 不協和音―私、間違ってますか?
第2話 挑戦―北の大地から再スタート!
第3話 達成―私のやりがいはここにある!
第4話 邂逅―つながる思い、果たせた約束
第5話 未来へ―この仕事は、夢や幸せに満ちている!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Doremi♪
1
これからやってくるかもしれない身内の介護、題名のように思えたらいいな。と、手に取りましたが、題名に「仕事」と入っているようにお仕事小説(実話をもとにしている)ですね。これから介護士になろうとする方に読んでもらいたいと思う本かな、、、家族の立場として介護は様々な問題もあると思うので(自身の仕事、お金の問題、介護する側の負担格差による孤独感など)丸吉コンビのように心に寄り添ってくれる介護士さんに出会えたらハッとさせられることがあったりするんだろうな。介護する家族にとっても心の支えになると思いました。 2022/01/27
五十嵐実
0
この本は株式会社3eeeが介護・障害福祉に携わるなかで、介護職員は、身体が不自由な方のケアをすることが仕事の本質ではありません。利用者様一人ひとりの人生そのものに寄り添い、それぞれが胸の内に秘めている「希望」を叶え、元気で楽しく、健康に人生を送ってもらえるようにサポートする。そのスペシャリストが、真の介護職員です。社会貢献につながっている仕事こそが介護職であり、「貴重」で「気高く」、「活気」にあふれた、魅力ある業界なのですと巻末で結んでいる。「人生のかけらプロジェクト」の考えは理想的ですが現実には?2024/05/30