内容説明
「私と智哉は、あまり会話はしない。だけれど、私たちは、お互いが、お互いに対して満足していることを知っている。…お互いに、お互いがいることに安心している。」。家族の、友人の、その絆は時にもろく、たゆたい、もつれるもの。相手がいなければ、怒っても、嘆いても、叫んでも、返ってくるものはない。あなたがいる―その存在の奇跡に、あたたかな眼差しを向ける珠玉の6篇。
著者等紹介
小林とし子[コバヤシトシコ]
1957年、東京都生まれ。幻冬舎メディアコンサルティングより、短篇集『虹いろの家族』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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