内容説明
夏の盛り、首都圏で不可解な遺体が次々と発見された。その遺体の共通点は、若者・歯がない・死因は心臓発作、というものだった。警視庁は捜査を進めるうち、被害者の部屋のくず入れに高頻度で、あるコンビニが販売しているデザートの包みが捨ててあることを突き止めたが…果たして、この事件は病気なのか、事故なのか。それとも殺人なのか―。
著者等紹介
島谷浩幸[シマタニヒロユキ]
1972年生まれ、兵庫県出身。大阪歯科大学卒業。歯科医師・歯学博士。診療の傍ら、執筆等を通して歯と健康の関係を分かりやすく解説。著書、雑誌掲載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つばめ
47
話題になっていたので読んでみた本。設定が面白そうだっただけに、少々期待ハズレな感じ。登場人物の視点が多いのと、話の支点にブレを感じてしまい集中できなかった。歯磨きはちゃんとしよう以上の感想が出てこない……。個人的には双子の弟昌に焦点絞って話を広げて欲しい終わり方だったなあと。歯がない若い男女の死体が周期的に発生するのはインパクト強いけど、そこへの切り込みがモヤモヤ〜っとしてて、刑事さんお疲れ様でした……。2023/09/01
りー
17
ある人のオススメで知った本なんだけども、その人の存在自体が疑わしいし、幻冬社メディアコンサルから映画化…?そんなことがあり得るのか…?この本自体が何よりもミステリー。中身はメディアコンサルからの出版なので編集力の限界は感じるけれどもなかなかに面白いエンタメだった。2021/03/05
HaruNuevo
11
正直に言って、なんじやこりゃ?という感想しかない。それもマイナスの意味で。ミステリ?ディザスター? 最初の設定はおっ?と興味をそそるものだったけど、そこからの展開は無茶苦茶ですやん。 なぜこれを出版できた?と思うような一冊じゃん。2023/08/01
choco
6
わかりやすいミステリーだった。 伏線とその回収がわかりやすい。歯の大切さも理解できるしいい作品だと思った。2021/03/22
Eddie
4
う~ん、なんかイマイチなんですよねぇ。 構図は分からぬでもないのですが、あっちこっちへ飛びまくって芯がないというか、歯磨き啓蒙作品のようにも思えるし・・・・。 図書館本ですが借りて損した感しか残りませんでした。2024/02/07