内容説明
お墓の跡継ぎがいない。無縁仏にはなりたくない。お墓のことで子どもに迷惑をかけたくない…“個の時代”に静かなブーム。悩ましい「お墓の承継問題」を解決する「永代供養墓」とは―。
目次
第1章 迫り来る多死社会。あなたの「お墓」は大丈夫?(タブーからブームへ。「終活」流行りの社会的背景とは;お墓は「財産」。継ぐことが前提である ほか)
第2章 日本における「お墓」の意味、役割とは(お墓の歴史;「怖れ」と「親しみ」が共存するお墓 ほか)
第3章 自分のお墓は自分で準備する 知っておくべき「お墓の基本」(お墓を建てる、お墓を継ぐ…その時、何が必要?;新しく建てるには、まず家族に相談すること ほか)
第4章 現代日本に合った、新しい時代のお墓―永代供養墓とは(価値観の変容から見えてきた「お墓の条件」;ご先祖さまをいつまでも供養するために ほか)
第5章 令和時代、お墓とお寺が心の拠り所になる(先行きが読めない時代に募る孤独感;心の拠り所としてのお寺に再び注目が ほか)
著者等紹介
樺山玄基[カバヤマゲンキ]
平成16年に現会社の前身となる(株)日本クレーベストを創業者である父が設立。平成19年より永代供養墓事業を開始し、その中核として参画する。事業拡大につき、平成30年に現社名に変更。令和元年、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
英磨
5
令和時代は迫り来る多死社会の時代でもある。少子高齢化という社会背景の中で多様化するお墓の現状、継承問題が炙り出されている。 記載されている事は、仕事柄、私自身も身にしみて感じる急激な変化の有様である。 どうすれば、残された人が優しい気持ちでご先祖、亡き方を敬い偲ぶことが出来るか、祭祀のあり方を共に考え、対話が求められる。2020/12/21
もくたつ(目標達成)
3
寺院墓地がメインの説明だったが、参考になった。2022/01/17
Atsu
2
簡単に言うと、お墓の承継問題等を解決する策として、永代供養墓かおすすめだよっていう本。 永代供養墓の現状と墓じまい、改葬の仕方が書かれています。2021/08/28
kaz
1
初めの方の終活の社会的背景や日本におけるお墓の役割等はそれなりに役に立つが、半ば以降の永代供養墓の話は基本的に自分のビジネスの紹介。永代供養墓の概念・分類等を理解するのに役立ちはするが、その評価をどこまで鵜呑みにして良いのか、不安は残る。図書館の内容紹介は『跡継ぎがいない、子どもに迷惑をかけたくない…悩ましいお墓の承継問題を解決する「永代供養墓」とは? お墓の基礎知識や諸手続きの解説も踏まえつつ、従来のお墓と永代供養墓の違い、永代供養墓の建て方等を丁寧に解説する』。 2021/01/16