内容説明
世の中には見ていないようで、じつは見てくれる人がいる。日本画家の名家に生まれながらも、美術商として未経験で飛び込んだアート業界。業界の型を破りつつも悪戦苦闘を繰り返し、気付いたら作家とともに生きる、唯一の「ギャラリスト」になっていた。そんな男の数奇な人生。挑戦するすべての人の背中を押してくれる一冊。
目次
序章 自称ギャラリスト
第1章 人生の変わり目
第2章 美を商う夢
第3章 ご存じですか、画商の仕事
第4章 バブル景気
第5章 窮すれば通ず?
第6章 3人の恩人
第7章 画商の内緒話
終章 気がついてみたらギャラリスト
著者等紹介
郷倉伸人[ゴウクラノブト]
1945年(昭和20)、家族の疎開により、現在の新潟県妙高市に生まれる。成城大学経済学部卒業後、読売新聞社企画部に入社。以後、大阪万博、ヨーロッパ絵画の展覧会など、多数のプロジェクトに携わる。1973年(昭和48)、イギリス留学、イースト・アングリア大学にて美学専攻。1975年(昭和50)、祖父郷倉千靭急逝のため留学を断念し、読売新聞社文化事業部に復籍するも、のち読売新聞社を退社。1980年(昭和55)、周囲に反対されながら、自らの美的感性を信じて潺画廊を設立。以後、現存作家による個展、グループ展、企画展を180回以上開催し、多くの新人作家の輩出に貢献。2017年(平成29)、体調不良のため潺画廊を退社。現在、リア夢プロジェクト会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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