内容説明
1944年にその生涯を閉じた画家・山路商。独自の画風を編み出そうと試行錯誤を重ねた彼が追い求めたものを探るため、私たちはスペインへと向かった。山路一族のルーツを求めて全国各地を辿る2人。旅先で出会った人々、得られた情報とヒント、その先に見えてきたものとは―。ルーツ探しの一部始終を記録した一冊。
目次
第1部 山路商に導かれたスペイン旅行(ドバイ・スペインへの旅;バルセロナにて;マドリッドにて;ゲルニカ誕生の時代背景;戦争と平和)
第2部 過去と現代を結ぶもの(未解明の謎の答えを求めて;神戸からもたらされた新情報;思い出の地「広島」;新たなアプローチ;長浜は今;東近江市)
第3部 クライマックス(伊勢の山路一族;沼隈での豊かな収穫;藤江の山路の子孫との出会い;神戸の休日;伊勢志摩へ行く;伊勢への旅がもたらしたもの)
第4部 一族の道(浜松・長野・長岡そして大陸へ)
第5部 終章(二度目のスペイン旅行;鎮魂の思いを込めて)
著者等紹介
佐藤昭[サトウアキラ]
昭和20年北海道生まれ。北海道大学法学部法律学科卒業。伊藤忠商事勤務、長い海外勤務を経て退職
佐藤ゆり[サトウユリ]
昭和23年広島県生まれ。広島比治山女子短期大学美術科卒業。夫(佐藤昭)と共に長い海外生活を体験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 紙片と眼差とのあいだに